HOME >> 楠町そぞろ歩き 2005/3月上旬
2005 YOKKAICHI
楠町そぞろ歩き
春風に誘われて散策にでかけよう
 最終回の今回は、楠町をぐるりと巡るハイキングコースをご紹介します。
●歴史や産業にふれよう〔一般向けコース〕
 一般向けコースは、歴史的建物が点在している本郷地区、造り酒屋やハマグリの畜養場など、歴史や産業を中心に巡る約13kmのコースです。中でも、今から楽しめるものとしては、本郷地区の楠村神社に伝わる湯の花神事。220年も前から伝わるこの神事が、3月20日に行われます。
 また、同じく本郷地区に4月末ごろオープンする旧庄屋岡田邸も見どころです。岡田家は、代々楠町の行政に携わってきた旧家です。その岡田邸が修復整備され、楠歴史民俗資料館として生まれ変わります。
 そして、4月になると宝町の桜並木が見ごろとなります。道を挟んで両側に約50本。美しい桜のアーケードを作りだします。
 お買い物を楽しみたい人は、楠福祉会館で行われる朝市はいかがでしょうか。新鮮な野菜やハマグリをお手ごろ価格で販売しています。ここでの人気は、その場で揚げる春菊の揚げ天。アツアツを味わってください。毎月最終土曜日の午前9時〜11時に開催されています。
●自然を観察してみよう〔子ども向けコース〕
 子ども向けコースは約8km。自然観察ができるところがいっぱいです。アカウミガメの産卵場所としても知られる吉崎海岸は、ハマヒルガオなどの海浜植物の宝庫で、春から夏にかけて色とりどりの花が砂浜を埋めつくします。
 また、吉崎海岸から鈴鹿川派川の河口にかけては野鳥飛来地となっていて、ユリカモメなどの渡り鳥が多く訪れます。この海岸沿いの防波堤には、子どもや家族が思い思いに描いた壁画があります。これは、楠町青少年育成推進指導員協議会が、8年程前から青少年の情操教育と環境美化を目的として、壁画の作成に取り組んできたものです。昨年、600mにも及ぶ壁画が完成しました。ユリカモメやアカウミガメも描かれていますので、探してみてください。
 ハイキングコースマップは、楠総合支所振興課で配布していますので、マップを片手に春の楠町を散策してみてはいかがですか。
ハマグリの蓄養風景
宝町の桜並木
国の有形文化財に登録されている黒塗りの蔵
吉崎海岸の壁画
問い合わせ 楠総合支所振興課 TEL98-3111
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