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2005 YOKKAICHI
今回は(1)大四日市まつり・四日市花火大会 (2)電子投票についてお知らせします。
変わる大四日市まつり 四日市花火大会も再開
 「大四日市まつりなどのあり方を考える市民会議」(会長・山形多門四日市大学環境情報学部教授)は、昨年11月11日、大四日市まつり・四日市花火大会に対する提言を市長に報告しました。
○市民会議とは
 「大四日市まつり」は、多くの皆さんの協力と参加で夏の行事として定着しています。この会議は、市民がさらに参画して楽しむことができ、本市の魅力発信につなげるため、まつりの将来像の検討を行い、今年夏の実施に向けた提言をまとめました。併せて、休止中の「四日市花火大会」についても検討を行いました。
○大四日市まつりへの提言
 対外的な発信力を高めるため、主要企画を絞り込み、特徴を明確にする。
「おどりフェスタ」…誰でも気軽に参加できる企画として発展させる。今のコンテスト部門のほか一般参加部門を創設する。
「諏訪太鼓競演」…広く参加を呼びかけ、今の企画を発展させる。音による生活環境への影響に注意する。
「郷土文化財行列」…年ごとにテーマ(例 (1)鯨船と神輿(みこし)など (2)化身と獅子舞 (3)鉦(かね)と太鼓 (4)からくり山車 (5)総出演 など)を設け、市中心部だけでなく地域の代表的祭りが出演し、地域文化を次代に継承する。「郷土文化財民謡と獅子舞」も含む形とする。
その他の企画…kai−kouは主要企画と融合。港まつりは開催日を変え独自行事とする。他の企画は協賛行事へ移行。
時期…8月第2週または7月最終の土・日曜日。
場所…現在の三滝通り・諏訪新道交差点のほか、市民公園や近鉄四日市駅周辺の場所を活用。
名称…新しい内容にふさわしい名称となるよう、公募。
○四日市花火大会への提言
四日市花火大会への提言 会場周辺の安全性、適切な代替開催地、運営面、交通面の課題などの理由により、平成15年度から休止されているが、休止期間中に種々検討した結果、再開条件は整ったと判断できる。多くの市民が希望していることもあり、花火大会を平成17年度から再開することを強く希望する。
運営面の課題…市民に協賛が広がることで、一層親しまれる花火大会になる。例えば、初盆供養、結婚祝、同窓会などでの打ち上げや有料観覧席の販売も検討されたい。パンフレットに協賛の目的・趣旨を明記するなど、企業や個人、有志団体にも協賛金を求めやすい雰囲気作りに努められたい。
 この提言を受け、各実行委員会ではこれから実施計画を話し合うことになっています。
問い合わせ先 … 商工課(TEL54-8175)
電子投票による新しい選挙
 選挙管理委員会では、昨年11月28日執行の市長選挙・市議会議員補欠選挙を電子投票で行いました。前回の市長選挙に比べ10.66%増の42.07%の投票率で、大きなトラブルもなく無事終了しました。
 電子投票での選挙は、人口30万人規模の自治体では全国で初めてとあって、各地から57団体、約200人の視察者が訪れました。
○開票は7人で、わずか10分
開票風景 特に開票は、投票者数の98%にあたる電子投票分のデータをわずか10分で読み取り、目標とした30分以内に開票結果を公表でき、参観人や報道機関、視察者に電子投票による開票の速さを強く印象付けました。
 また、電子投票の開票に携わった職員はわずか7人、全体でも以前の投票方法で行うと360人以上の従事者が必要となるところを66人で行うことができました。さらに、従来の半分以下のスペースで実施し、少人数と省スペースでこれまでの開票所のイメージは一変しました。
○無効票はゼロで、操作は簡単
 電子投票の最大のメリットは、投票した人の意思が確実に反映されることです。書き間違いがないので無効票がありません。
 また、「電子」という言葉に「難しいのでは」という印象をもってみえた高齢の人も、「思ったより簡単」「書くよりも楽」「電子投票は今後全国で普及する」などと感じていただき、操作の説明を聞かなくても、ほとんどの人がご自分で投票されました。さらに、視覚障害の人も、音声による案内と専用のキーボードで投票ができるようになりました。
○今後の経費は
 今後多くの自治体で電子投票が採用されれば、機器の経費は下がっていくことが予想されます。その点で本市のような人口規模の都市で電子投票を成功させたことは、今後の普及に大いに弾みがつくものと考えています。
○確実性と信頼性
 2、3の自治体で、電子投票に関する争訟が起きていますが、本市はこれらを十分踏まえて機種や方式を検討し、実施しました。また、投票結果が目に見えないため、信用できないという指摘もあり、プログラムの作成と、その後の投票と開票のテストを報道機関などに事前に公開し、確実性と信頼性の確認を行ってもらいました。
○より投票しやすい環境に
 この簡単で便利な電子投票が、すべての選挙で行えるよう国や県に働きかけて、より投票しやすい環境を創っていくことが重要と考えています。
問い合わせ先 … 選挙管理委員会事務局(TEL54-8269)
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