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2003 YOKKAICHI
特集 交通安全の推進
高齢者の交通事故が増えています
今年の市内での交通事故は多発傾向です。死者数は半年で昨年1年間と同数となり、中でも高齢者(65歳以上)がかかわるものが多いのが特徴です。交通事故の防止に努めましょう。
交通死亡事故が急増
 今年の1月から7月までの市内の交通事故での死亡者数は14人となっています。すでに昨年1年間の死亡者数と同数で、ここ数年減少傾向にあった流れが止まりそうです(グラフ(1))。
市内の交通事故死亡者数
[グラフ(1)]市内の交通事故死亡者数
死亡事故の半数が高齢者
 今年の事故死亡者全体の50%(7人)が高齢者で、7月ですでに昨年の4人を上回っており、これは市内の65歳以上の人口比18%と比べて2.8倍で、かなり高いものです。
高齢者交通事故の傾向 自転車乗車中が多く、自動車運転中も増加
 市内の高齢者の死亡事故の傾向は、7人のうち「歩行中」が1人、「自転車乗車中」が5人、「自動車運転中」が1人です。15年中の全国の高齢者の事故は、「歩行中」48%、「自転車乗車中」20%、「自動車運転中」23%で、これに対し四日市市では「自転車乗車中」が多いのが特徴です。また、「自動車運転中」の増加は全国的傾向となっています。
高齢者交通事故の原因 横断歩道外の横断で事故に
 市内の高齢者の交通事故は6月末で227件発生しています。主な原因は「安全不確認」、「動静不注視(見えている相手の『動き』をよく見ていないこと)」、「一時不停止」などです。死亡事故をみてみますと、「信号無視」、「追突」が目立ちます。
高齢者交通事故多発の背景 意識と身体機能にズレ
 幅の広い道、車の性能向上など交通事情の変化による昔の感覚との違いに対応できないことや、道の横断時などに「まだ間に合うと思う意識」と「身体機能の衰え」とのギャップが事故につながることが考えられます。道路横断中の事故では、子どもが「飛び出し」が多いのに対し、高齢者は「横断完了寸前」が多いのがそれを示しています。
高齢者も交通ルールをしっかり守ろう
  一般の運転者が高齢者を見たら気を付けるのはもちろんですが、高齢者の事故防止には高齢者自身が交通ルールを学び、自動車運転中だけではなく、歩行中でもしっかり守ることが大切です。また、道路を渡る時は自分の身体機能ではどれだけ時間がかかるか、その時間で車がどれだけ近づくかを、高齢者自身がよく把握することも大切です。
子供を見たら、まず徐行
 市内の子どもの交通人身事故は6月末で53件発生し、幸い死亡事故は発生していません。事故の原因では、半数近くの23件が運転者の安全不確認によるものでした。子どもを見たら、まず徐行することを徹底しましょう。また、事故の半数近くが子どもの側にも原因があると思われ、子どもの「安全不確認」、「横断歩道外の横断」や「飛び出し」などの行動が事故につながっています。交通ルールを守り、道路横断の安全確認することなどを子どもに習慣付けさせましょう。
違法路上駐車が事故を招く!
運転中の携帯電話使用に罰則が科されます
[道路交通法改正のお知らせ]
           平成16年11月1日施行
●携帯電話/ 運転中に手に持って通話、またはその画面を注視する行為(5万円以下の罰金)
●飲酒運転/ 飲酒検知拒否(罰金を5万円以下から30万円以下に引き上げ)
●暴走行為/ 空ぶかし等騒音運転(5万円以下の罰金)、消音器不備(罰金を2万円以下から5万円以下に引き上げ)
絶対やめよう 飲酒運転
飲酒運転は大事故につながり、自分だけでなく相手にも多大な被害をもたらします。絶対にやめましょう。
●飲酒量が多いと翌日も飲酒運転になることがある
●酒類が出そうな会合には車で行かない
●行楽や外食時に運転者は飲酒をしない
●飲食店では運転者に酒を出さない
早めのヘッドライト点灯 薄暮時の「早めのヘッドライト点灯」を
習慣付けましょう

この特集についてのお問い合わせは 都市整備部 管理課 TEL:54-8154
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