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2004 YOKKAICHI
今回は、外国人との共生を推進するための取り組みについてお知らせします。
出会い・ふれあいの場として“国際共生サロン”を開設
◆年々増加する新しい隣人
 近年国際化が進み、本市ではアジアや南米諸国出身のニューカマーと呼ばれる外国人が年々増加しています。
 特に笹川団地を中心とする地域には、ブラジル人をはじめ多数の外国人が集住して生活しています。そのような地域では、言語や文化の違いによる誤解、ゴミ分別・収集や夜間騒音など生活ルールに関するトラブル、また児童や少年の教育問題など外国人を取り巻く課題が発生しています。
◆求められる外国人との共生
 このような状況から、外国人が地域社会で生活していくうえで外国語による情報提供や相談体制の充実など、外国人にも住みやすい生活環境を整備することが求められています。また、外国人を新しい隣人として受け入れ、日本人も外国人もお互いに地域住民として理解を深め、助け合って暮らしていける共生社会づくりを進める必要があります。
◆共生を進めるための拠点づくり
 このたび市では、笹川団地内にある旧笹川警察官駐在所を外国人との共生を推進するための施設として活用することになりました。現在の建物を改装整備して、新たに「(仮称)国際共生サロン」として開館します。
 この施設には外国語を話せる職員を配置して、ボランティアや市民の皆さんの協力を得ながら、在住外国人が日本の文化や生活・習慣などを理解し地域での生活に適応できるように手助けします。そのために、共生適応教室(日本語教室、生活文化教室、国際理解教室など)の開催や身近な行政・生活相談窓口の開設など、外国人の生活を支援し共生を推進するための事業を実施する予定です。外国人をはじめ市民の皆さんに気軽に立寄っていただき、生活情報、国際情報を入手するほか、お互いの出会い・ふれあいの場所としても利用していただきたいと考えています。
 今後、建物の改装工事を行い、今年秋にオープンする予定で準備を進めています。
※平成16年3月末日現在の市内の在住外国人国籍別人口は、総計7739人で、1位は、ブラジル3273人、2位は、韓国・朝鮮2057人、3位は、中国701人、4位は、フィリピン555人、5位は、ペルー379人となっています。
問い合わせ先 … 政策課 TEL54-8112
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