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2003 YOKKAICHI
特集:福祉社会を目指して
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市民アンケートで地域福祉の現状と課題を調査
 市では、この計画の策定にあたり、地域福祉の現状や皆さんの考えを知るためアンケートを行い、その結果を計画に反映しました。アンケート結果の主なものは次の通りです。
実施:平成15年2月 / 方法:20歳以上の市民3,000人を無作為に抽出 / 有効回答数:1,250(回答率41.7%)
?:日常生活で自分ではできない困りごとがありますか
「外出時に子どもを預ける場所が不足」、「災害時の対応ができない」、「相談相手がいない」といったことに困っている人が多いことが分かりました。
?:ボランティアに参加したことがありますか
「参加したことがある」は21.4%、「今後参加したい」は32.1%で、ボランティア参加意欲は高く、参加促進には啓発や情報提供、支援などが必要なことが分かりました。
?:地域に愛着を感じていますか
「愛着を感じる」が63%を占め、地域福祉を進める上で大きな力の潜在が感じられます。
?:市民の福祉活動に必要なもの
「相談窓口」が40%以上あり、そのほかにも「人材養成・団体育成」、「広報・啓発」などが必要なことが分かりました。
増えるボランティア活動への参加者
 市社会福祉協議会の登録ボランティア団体は88団体3,338人、個人は307人(平成15年8月末日現在)で毎年増加し、阪神・淡路大震災のあった平成7年と比べ、団体は約1.5倍、個人は約6倍になっています。活動が身体障害者や高齢者を対象にする団体が多いことも特徴です。
 市内のNPO法人は41団体で、福祉、まちづくり、子どもの教育を対象にする団体が多くなっています。また、地区社会福祉協議会は、地区運動会などのイベントの開催、健康や子育て講座の開催、寝たきりや一人暮らしの高齢者の訪問などの活動、一人暮らし高齢者ネットワークづくり、ふれあい活動、ボランティア推進などを行っています。
地域で支え合う社会の実現を
 アンケートでは、多くの人が地域を愛し、ボランティア活動への参加意欲を持っていることが分かりました。また、すでにボランティアやNPOで活動している人もいます。さらに地域には各種行政施設、福祉施設、教育施設、医療機関などがあり、地域と深くかかわっています。共に支え合い、助け合う社会の実現には、このような多様な人たちが互いの特性や役割を理解して参加、協働しながら地域の福祉活動を担うことが必要です。
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