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2003 YOKKAICHI
あなたの声 広聴のコーナー
今回は、9月27日に開催された市政モニター会議(テーマは市政運営における目標設定の方法)での意見交換の内容から抜粋・要約したものを掲載します。
業務棚卸表による行政評価を充実させるために
市から

 市では、行政評価の手法として、業務棚卸表を平成14年度に導入しました。業務棚卸表では、行政の仕事の成果を測る物差しとして、成果・活動指標を設けています。これは、新しい取り組みであり、今後さらに内容の充実を図っていく必要があります。  既に、市のホームページでも概要はご覧いただけるようになっており、この業務棚卸表を市民の皆さんと共有できることが重要と考えています。 市民の視点からご覧になって的確な指標となっているか、ほかにもっと分かりやすい指標がないかについて、率直なご意見をいただき、各所属で参考にさせていただくことでさらに充実させていきたいと考えています。

〈業務棚卸表とは〉
 組織(課・室)ごとに作成し、その組織の目的とそれを果たすための手段を体系的に記述したもので、「何のために」「何を」「どこまでやる」のかを具体的に示したものです。
ご意見  業務棚卸表による行政評価を取り入れることで、各課が行う仕事を知ってもらい、疑問があれば質問してもらうという側面的な効果を得ることができたのではと思う。しかし、市政アンケートだけによる市民満足度の成果・活動指標としてのとらえ方はどうかと思う。例えば、環境保全課や生活環境課では苦情件数や解決件数、そして解決するまでに要した時間、さらに指導した件数や結果、解決・完了に至る時間などを指標に取り入れてはどうか。また、教育委員会の目的には、他人への思いやり、正・悪の判断力、忍耐や克己心を育てるといった項目が追加されればもっと良いだろう。

ご意見  業務棚卸表を作っても、その指標として用いられる市民満足度というものは数値化が不可能だと思う。一例として、生活環境課の業務棚卸表について排出されるゴミを減らすため数値目標を掲げ、何%削減できたという成果が出れば非常に理解しやすい。
 しかし、野焼きをしたり、工場が産業廃棄物を燃やしたりしていると、通報してもすぐ対応してもらえない場合の不満足度について数値化することは困難で、いかに目に見えない部分を市民満足度として数値化するかという点が一番の課題と思う。本当の市民の不満は、このような数値では表現されずに隠れているということを行政はきちんと認識しておいてもらいたい。業務棚卸表だけが独り歩きしていくようではいけない
ご意見  ホームページで業務棚卸表を見たが、目的と中身の格差が大き過ぎる。一例を挙げると教育委員会の「新しい時代をたくましく切り開いていく子どもが育つ」との目的に対し、その中身は私立学校への補助金交付とあり、理解に苦しんだ。
ご意見  業務棚卸表によって各課の業務を明確にする利点がある反面、仕事をきっちりと分け過ぎてしまい、職員が自分の領域以外には無関心とならないか懸念する。業務棚卸表の目的や指標にはもっと簡潔に「窓口で市民を待たせない」「何分、窓口で市民を待たせたか」という内容が必要ではないか。
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