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2003 YOKKAICHI
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特集 救急救命
「大切な命」と「貴重な財産」を守る素早い対応
救急出動が年1万件を突破
 平成14年の市消防本部管内(市内および楠町、川越町、朝日町)の救急車出動件数は10,149件で、初めて1万件を突破し、平成5年に比べると約1.7倍に増加しています。1日平均で27.9件の出動があり、1年間に市民約33人に1人が救急車を利用したことになります(グラフ(1))。
急病での出動が約6割多い高齢者
 救急車出動の内訳は急病が最も多く、全体の約6割を占めています。年齢別では65歳以上の高齢者の割合が年々増え、平成14年は搬送傷病者全体の4割に上りました(グラフ(2))。その背景には、人口の高齢化とともに高血圧や高脂血症などの生活習慣病が増えたことにより、脳や心疾患患者の要請が増加したことなどが考えられます。
救急車を7カ所に9台配置
 市消防本部では、増加し続ける救急車の出動要請に対応するため、市内3カ所の消防署に5台、北西、西、西南の3つの分署、分駐所と救急業務を受託している朝日町・川越町にも1台、合計9台の救急車を配置し、いち早く現場に到着することに努めています。また、消防車は5カ所に配置されており、同時に9台の出動が可能です。
高規格救急車で高度な救急救命処置
 市消防本部の9台の救急車のうち4台は、より高度な救急資器材を備え、救急救命士が乗務する高規格救急車です。多数の傷病者が発生した場合や重症患者の要請の場合は、別々の個所から2台ペアで出動し、早く到着した救急車から手当てを開始、さらに複数の救急救命士が協力することで救命率の向上を図るケースもあります。市では、さらに救急車の高規格化を進めるとともに隊員の救急救命士資格の取得を促進し、救急業務の高度化に努めています。
[グラフ(1)] 救急車出動件数
[グラフ(1)] 救急車出動件数
[グラフ(2)] 年齢別の救急車での搬送者
[グラフ(2)] 年齢別の救急車での搬送者
救急車配置図
救急車配置図
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