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2003 YOKKAICHI
NPO みんなの市民活動
豊かな自然を次の世代へ 智積自然の会
 今回は市の西部、一生吹山のふもと智積町地内で「初瀬ビオトープの谷−めだかの池」を造成し、管理している「智積自然の会」をご紹介します。
 同池は、平成11年に地元住民を中心に自然が豊かだったころの同町の水辺を再現しようと山林内の休耕田を無償で借りて手造りしたもの。棚田を生かして段々になった三つの池約300平方メートルには、当初メダカ300匹、タナゴ150匹を放流し、ハスやスイレンなどの水辺の植物が植えられました。
 4年を経た現在では、周辺の遊歩道も整備され、メダカの数も増えて、自然観察や散策、憩いの場として幼稚園児から老人会の方まで大勢の人が訪れます。
  「智積自然の会」役員の宮崎さん、平尾さん、芳山さんにお聞きしました。
−活動のきっかけは
 多気郡勢和村の人々が「智積養水」の視察に来ました。その際、同村にメダカの池があることを聞き、今度は、こちらから同村を訪れて交流が始まりました。そして、メダカをはじめとする豊かな自然環境を子どもや孫に残したいという思いから「会員みんなが人夫」となって、荒れた土地の整備から始め、約1カ月で池が完成しました。
 当初放流したメダカは勢和村から、ハスは愛知県立田村から譲り受けました。
−最近の活動の紹介を
 初瀬ビオトープの谷の整備や周囲の環境保全の定例作業を月に一度行っているほか、さまざまな交流行事を行っています。
 春から秋にかけては、桜地区だけでなく、市内外から学校の子どもたちや各種団体の方が頻繁に見学に来てくれます。その際、めだかの池の説明をさせていただくのですが、これは本当にうれしいですね。最近では、各務原市や津島市などから見学がありました。
 会員は現在、約50人で、60歳代の人が中心です。この活動を次の世代につなげるためにも若い人が入会してほしいですね。
「智積自然の会」の活動状況
「智積自然の会」の活動風景
このコーナーについての問い合わせ先 市民生活課市民活動係(TEL54−8146)
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