HOME >> 交通安全 2003/8月下旬
2003 YOKKAICHI
特集 市内の道路網
高齢者や子どもの交通事故をなくそう
交通事故による死亡者の2.6人に1人は高齢者
 市内での交通死亡事故による死亡者のうち、65歳以上の高齢者が占める割合は他の年代層と比べると非常に高くなっています。平成14年には、交通事故死亡者18人のうち、7人が高齢者でした(グラフ(1))。事故発生時の状況では、歩行中(約50%)と自転車乗車中(約30%)が大半で、道路の横断時が多くなっています。
子どもの事故は約5割が下校時および下校後に発生
 子ども(4歳児から中学生まで)の交通事故は、平成14年度には107件発生しました。3日に1件は子どもが交通事故に遭っていることになります(グラフ(2))。
 事故原因は、交差点で一旦停止や左右確認を怠っての子どもの飛び出し、運転者の見落としによる巻き込みが多くなっています。
 発生時の状況は自転車乗車中が約67%と多く、中学生だけでは約86%にもなっています。時間帯では下校時や下校後に外出し帰宅する午後3時から7時の間に約50%を占め、授業が終わった解放感や、帰宅への安心感が事故への注意を怠らせているようです(グラフ(3))。子どもも運転者もこの時間帯は特に気を付けましょう。
一人ひとりが「交通安全」意識の徹底を
高齢者や子どもを見たら速度を落とそう
 高齢者や子どもは交通弱者です。子どもはいつ道路へ飛び出すかも知れませんし、高齢者は危険を避けようとしても思うように対処できません。高齢者や子どもを見たら十分に速度を落としましょう。低速度なら、いざという時に対処でき、悲しい事故を防ぐことができます。特に飛び出しや自転車利用者に注意しましょう。
日ごろから常に安全への取り組みを
 家庭・地域・学校で、子どもたちに対して、日ごろから交通安全教育をしましょう。特に道路横断時の安全確認を気を付けるように話しましょう。夕方から夜間の外出時は反射材を付け、自転車は必ずライトを点灯しましょう。
みんなで支える市交通災害共済 1日わずか1.4円で安心を
 市交通災害共済は、加入者が交通災害に遭ったときに見舞金を贈るものです。少ない掛け金で交通事故時の治療費の支援を受けられます。ぜひ家族で加入しましょう。
既加入者には申し込み書を送ります
 平成13年度、14年度に一人でも加入した人のいる世帯と平成14年9月2日以降に転入した世帯には、9月10日ごろに家族全員の名前、会費額などを記入した加入申し込みはがきを郵送します。
新規加入者は地区市民センターなどへ
 新規に加入する場合は、9月10日以降に市役所6階都市整備部管理課または各地区市民センター(中部地区を除く)でお申し込みください。
●対象 / 市に住民登録または外国人登録をしている人
●会費 / 年間・大人1人500円、中学生以下1人400円
●共済期間 / 平成15年10月1日から平成16年9月30日まで
         (途中加入可)
●申込期限 / 9月30日
●問い合わせ / 都市整備部管理課 TEL:54-8154
なくそう飲酒運転
●酒の量が多いと、翌日もアルコールが抜けず
  飲酒運転になります
●酒類が出そうな会合には車で行かない
●行楽や外食時でも家族に飲酒運転をさせない
●飲食店では運転者に絶対に酒類を出さない
[グラフ(1)]
市内の交通事故死亡者数
[グラフ(2)]
子ども(4歳児〜中学生)の交通事故発生件数
[ 拡大 ]
[グラフ(3)]
発生時間帯別の子どもの被事故者数(平成14年度)
[ 拡大 ]
みんなで取り組む交通安全
親子でメッセージを交換
●交通安全メッセージ運動●
 市交通安全母の会連合会および関係機関により、交通安全のメッセージを作る運動が進められています。これは子どもがメッセージを書き、家族が返事を書くというもので、昨年度は1,000通以上のメッセージ交換があり、家族の交通安全意識を高めるのに役立っています。
高齢者が危険マップづくり
●高齢者交通安全モデル地区●
 市内の警察署が中心になり、高齢者の交通安全を積極的に進めようと、平成15年度に羽津・日永がモデル地区に指定されました。地域の高齢者と自治会や地区社会福祉協議会などが協力して、交通安全教室の開設や、地区内の交通危険個所マップ作りなどの交通安全活動に取り組みます。

●この特集についてのお問い合わせは 都市整備部 管理課 TEL:54-8154
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