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市政最前線
今回は、学びの一体化(小中一貫教育)推進事業についての最新情報をお知らせします。
小学校と中学校の連続性・系統性を
推進計画策定会議の発足
 市では、10月3日に、学識経験者を交え「学びの一体化(小中一貫教育)推進計画策定会議」を発足させました。この会議では、子どもたちが豊かで健やかに成長できる方策を検討していきます。
なぜ学びの一体化(小中一貫教育)なのか
 現在、市内には39の小学校と21の中学校があり、「確かな学力」を子どもたちに定着させるため、日々努力しています。また、小学校と中学校の連携を密にして、子どもたちの学びや成長を連続的にとらえ、指導する取り組みも行っています。
 今回、このような取り組みを前進させるため、学びの一体化の事業を進めます。これは、小学校教育の成果と課題を円滑に中学校に引き継ぎ、小学校六年間と中学校三年間の連続性・系統性を確保・充実させることで、子どもの健やかな成長を一層伸長させるものです。
学習の視点から9年間をとらえ直す
 「小中一貫教育」という文字だけを見ると、どうしても現在の小学校の6年間と中学校の3年間を廃止して、9年間の一つの学校を新しくつくるかのような印象を受けがちです。
 しかし、本市が今考えていることは、そうではありません。「学びの一体化」と言っているように、子どもたちの「学び」、「勉強すること」を九年間丸ごとで見直したいと考えています。例えば、小・中学校の教員の交流により小学校の教科担当制を考えること、各教科をはじめ道徳・総合的な学習の時間なども九年間を見通したものとして見直すことなどです。つまり、子どもたちの学習の視点から九年間をとらえ直そうということで、新しい学校を創ることではありません。
いつごろから行うのか
 平成15年6月にはモデル校区を決定します。その後、1年程度で、学びの一体化のためにはどのようなことが可能であるのか、どのような考え方を大切にしなければならないかなどについて検討していきます。
 また、平成16年度から3年程度をめどに、いくつかの推進モデル校区で、人的配置・施設・カリキュラムなどについて調査研究し、この事業の成果や課題を明らかにしていきます。その成果や課題を踏まえて、市全体に広めていく予定です。今後の調査・研究内容や日程は、推進計画策定会議などで議論をしていきたいと考えており、子どもが豊かに成長できるという視点から、じっくり検討していきます。
■問い合わせ・ご意見送付先
教育委員会指導課(TEL54−8255)
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