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心の悩みや不安を持つ人たちの支援を〜NPOこころネットワーク〜
 今回は、心の悩みや不安を持つ人たちに対するサポートを行っている特定非営利活動法人「NPOこころネットワーク」をご紹介します。役員の神田さんにお話を伺いました。
市民健康フェスティバル 活動を始められたきっかけは何ですか。
 私は東洋医学にかかわっているのですが、投薬や施術ではどうしても治らないケースがあります。その原因を探っていたところ「心」の問題にたどり着き、その解決を目指してカウンセリングを導入しました。
 日本は欧米と比較すると心理カウンセラーのインフラが未整備であることを憂い、そのため、心理学を学べる場をつくり、またNPO活動も始めました。
どのような活動をされていますか。
 1対1やグループワークによる心理カウンセリング、心理学・精神分析学のPRのための講演会・講座の開催や、ボランティア活動として県や市町村主催のイベントに参加して心理テスト(エコグラム)などを行っています。四日市でも市民健康フェスティバルに参加しています。
カウンセリングで気をつけていることは何ですか。
 まず、上から下に向かって指示するという態度はとらないことです。また、心の奥に閉じ込めてあった意識を引き出し、相手の方に解決方法を気付いていただくようにしています。その時に心理学的な技術を使い手助けはしますが、自分で解決したという自信を引き出すように努めています。
どんな成果がありますか。
 自分の潜在意識の中にあるものを出してもらうので、苦痛を伴うこともあります。しかし、カウンセリングやグループワークなどを経ることにより、依存心が薄れるとともに、自立・自律の意識が芽生え、自己解決能力をつけることができます。
今後の抱負は。
 心の悩みを持っている人が相談したくてもどこへ行けばよいかわからないケースが多いので、精神科医やカウンセラー、相談場所などを網羅した「心理マップ」をつくりたいと考えています。また、ほかのNPOなどとの連携を強め、ネットワークをつくることにより、心理カウンセラーのインフラ整備の一翼を担いたいと思っています。
このコーナーやNPOに関する問い合わせ先 … 市民生活課NPO担当(TEL54-8117)
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