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市政最前線
今回は小学校5年生と中学校2年生の学力を把握するため、5月に実施した到達度検査の結果をお知らせします。

 まず、中学校では国語・数学・理科・英語のすべてで全国と比較して高い水準でした。特に、英語に関しては、到達度A(十分満足できる)が全体の6割を超えている(表参照)など、到達度が極めて高く優れていると判定されました。
 また、小学校では国語・算数のどちらも、全国と比較してほぼ同水準でした。

 今回の検査では小学校で20項目、中学校で32項目の学習内容ごとに到達度を判定しました。その結果、小学校算数の面積と中学校理科の圧力の2項目を除いて50項目は全国と比較して高い水準または同水準でした。

 それぞれの教科ごとに検討部会を開いて、課題と思われる学習内容を定着させるための効果的な指導方法などを検討しました。
 現在、この検討結果などに基づき、校長をはじめ教員でつくる基礎学力定着・向上検討委員会で、効果的な指導方法や副教材の作成などについて具体的に協議を進めています。これにより、2学期から、試行的に効果的な授業方法などについて実践していきます。また、年度末には、具体的な指導方法などを、市内の学校に示していきたいと考えています。
 一方、検討委員会での協議と並行して、各小・中学校でも、検査結果などから見えた独自課題を克服するため、少人数授業の方法や補充学習など具体的な方策を実践していきます。

 ペーパーテストの形式で記号選択を主とした今回の検査では,測ることのできた学力の内容は限定されています。したがって、今回の検査で学力のすべてを判定、把握できたものではありません。今後、日常の授業の充実を図るとともに、ペーパーテスト以外の到達度を測る方法などについても検討していきます。
 市民のみなさんのご理解とご協力をお願いします。
 教育委員会指導課(TEL54−8255)
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