2002年4月上旬HOME >> NPO みんなの市民活動
  今回は、高齢者や障害者、小さな子どもがいる世帯などに在宅福祉サービスを行い、日常生活のお手伝いをしているボランティア団体「さわやか福祉ネットワークみえ」をご紹介します。代表の坊野さんにお話を伺いました。
「さわやか福祉ネットワークみえ」のみなさん── 活動に参加されたきっかけは何ですか。

 「会社を定年退職したころに阪神大震災が起こり、全国各地でボランティア活動が盛んになってきていました。そんな中、私も、日常生活においていろいろと困っている人の負担を少しでも軽くすることができたらと思っていました。ちょうど妻がその活動に参加していたので、一緒に活動しようということになりました」

── 具体的にはどのような活動をされていますか。

 「介護保険サービスを受けていても、病院に入院することになればサービスを受けられなくなります。そこで、食事の介助や洗濯など、入院中の生活のお手伝いをしています。病院には看護婦さんがいますが、患者さん一人ひとりのお世話をするのには限りがあるからです。通院する高齢者などを病院まで送り迎えしたり、薬を病院まで代わりに受け取りに行ったりもしています」

 「また、一人暮らしの高齢者のお住まいでは、食事の準備や話相手をしたり、掃除や庭の草引きなどもしたりしています。外出が不自由な人の場合には、買い物などの付き添いもしています」

 「そのほか、乳幼児のお世話や家事の補助など、小さな子どものいるお母さんのお手伝いや、障害児学級での介助も行っています」

── これからの抱負は。

 「これからの社会では、高齢者や障害者なども積極的に家の外に出掛けるようになります。このため、一人ひとりのニーズに合ったサービスが提供できる体制を整備していきたいと思っています。団体の会員はサービスを提供する人と受ける人で構成されていますが、提供する人は子育てから解放された50〜60歳の女性が多いので、それ以外の人にも趣旨を理解していただいて活動に参加してもらいたいと考えています。『住み慣れた街で心豊かに安心して住み続けることができる社会』の実現を目指したいです」
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