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                  | 本市における救急車の出動件数は、昨年、1万件近くに達し、毎年、増加の一途をたどっています。また、119番通報を受けてから救急車が到着するまでに、平均約7分かかっています。そこで、救急隊が到着するまでの間に急病人などに対して適切な応急処置を施すことができるかどうかが、救命率を高める重要なポイントとなります。 
  このようなことから、市では1人でも多くの市民のみなさんに救急技術を身に着けていただこうと、平成6年から応急手当て(心肺蘇生法)の普及に努めてきました。消防本部主催の「定期普通救命講習」のほか、事業所や地域などの主催で行われているものを含めると、こうした講習会は平成13年中に市内で約120回開催されており、3000人以上の人が受講しています。
 
  また、先ごろ、世界統一規格である「ガイドライン2000」に基づいて心肺蘇生法の手順が改正されたことを受け、今年4月からは、県内一斉に新基準での講習会が開催されています。新しい心肺蘇生法は、従来の心肺蘇生法の問題点を見直したもので、より迅速に実施することができるとともに、わかりやすいものになっています。
 
  万が一の場合により多くの人の命を救えるよう、みなさんもぜひ講習会に参加し、正しい応急手当ての方法を学んでください。
 
  「定期普通救命講習」の概要は次のとおりです。
 
 
 
                       
                        | ■日時と場所 | 毎月第2土曜日 午前9時〜正午 中・北・南の各消防署(毎月、輪番) 4月は13日(土)に北消防署で開催
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                        | ■内    容 | 心肺蘇生法、止血法 |   
                        | ■受  
                          講 料 | 無料 |   
                        | ■そ  
                          の 他 | 講習修了者には、「修了証」を交付 |   
                        | ■申 
                          し 込 み | 講習日の前日までに、電話で防災教育センター(TEL 56−2020)月曜日と祝・休日を除く午前9時から午後5時)へ このほか、ご要望に応じ、下表の講習会も開催しています。お近くの消防署または、消防救急課(TEL 56−2005)へお申し込みください。
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                              | 講 習 | 対 象 | 内 容 | 時 間 |   
                              | 普通救命講習 | 応急手当てを学ぼうとする市民 | 成人対象の心肺蘇生法(人工呼吸・心臓マッサージ)、大出血の止血法 | 3時間 |   
                              | 上級救命講習 | 普通救命講習の内容、新生児・乳児・小児対象の心肺蘇生法、災害時における応急手当てと止血法 | 8時間 |   
                              | 応急手当て 普及員講習
 | 応急手当ての指導方法を学ぼうとする事業所や防災組織など | 救命講習(普通・上級)を指導する上での技術や知識など | 24時間 |  |  |  |