栄養管理室

栄養管理室の紹介

栄養管理室は、入院中の患者さんに満足・安心・快適に配慮した治療に役立つ食事の提供、ご自宅で適切な食事療法を行っていただくための栄養相談、多職種と連携し治療方針に合わせた栄養管理を行っています。
チーム医療の一翼を担い、患者さんの疾病治療に貢献できるように努めています。

病院食について

  • 医師の指示に基づき、患者さんの病態に合わせた食事を提供しています。
  • 当院の常食は、医療の一環として、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づき、高血圧予防の観点から塩分1日7.5g未満の食事を目標としています。
  • 食事時間

    朝食 7時40分~
    昼食 12時~
    夕食 18時~

  • 適温給食

    冷温配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく配膳します。

  • 朝食パン食メニュー

    朝食にパン食を希望される患者さんには、パン食メニューをご用意しています。
    (一部の食種は除きます)

    パン・目玉焼き・サラダ・スープ

  • 選択メニュー

    常食、自費食、加熱食、学童食、幼児食の患者さんの昼食は〈A食〉と〈B食〉のメニューから選んでいただけます。2日前に御注文を確認し、食事を提供致します。
    *おにぎり食、アレルギー等により対象にならない場合があります。
    *B食のお申し込みは「B食申込み券」でお願いします。

    B食例 親子丼

    B食例 ハヤシライス

    B食例 巻きずし、稲荷ずし

    B食例 お好み焼き

    B食例 肉うどん

  • 食形態について

    咀嚼・えん下が困難な患者さんにも安全にお食事を召し上がっていただけるよう咀嚼・えん下機能に合わせた形態での食事提供を行っています。

    • きざみ食…魚や肉は一口大、野菜は粗みじんにした形態
    • 極きざみ食…魚や肉はほぐし身、野菜はみじん切りにした形態
    • 移行食…極きざみ食の形態にとろみをつけ、誤嚥しにくくした形態
    • えんげ食(2段階)…誤嚥をおこさないようゼリーやペーストにした形態

    移行食

    えん下② ペースト食

    えん下① ゼリー食

  • お子様メニュー

    入院中のちいさな患者さんに少しでも楽しく食事をしていただけるように、幼児食に月6回、お子様ランチをお出ししています。
    メニューは週替わりで3種類です。
    お子様の笑顔を思い浮かべながら、厨房の栄養士・調理師が一生懸命考え、お作りしています。
    ※その他の日は、お子様向けの切り方や盛り付けで対応します。

    焼きそば風スパゲティ
    たこさんウィンナー

    チキンライス(くまさん)
    オムレツ

    ドッグパン
    アンパンマンポテト

  • 行事食・郷土食

    食事をおいしく・楽しく食べて頂けるように、お正月・ひなまつり・こどもの日・七夕・クリスマスに行事食をお出ししています。また、各地の郷土料理の提供も行っています。

    ひな祭り ちらし寿司

    クリスマス 骨付きチキン

    暑中見舞い 鯛めし

    北海道郷土料理 石狩鍋

  • 出産 祝い膳

    ご出産された方に祝い膳をお出しします。「洋食」か「和食」のお好きなほうをお選びいただけます。

    <洋食>

    *オードブル
    じゃがいもとアンチョビ ボワヴル風味
    *スープ
    彩々野菜のスープ
    *魚料理
    魚介のポワレ トマトフォンデュ仕立て
    *肉料理
    牛肉の一口ステーキ オイスターソース
    *デザート
    ブラマンジェ
    *パン・飲み物

    <和食>

    *前菜
    風呂吹き大根の味噌田楽
    法連草の白和え
    *蒸し物
    百合根の茶碗蒸し
    *割鮮
    鮪 烏賊 サーモン
    *焼肴
    鯛の姿焼き
    *揚物
    海老の紅白衣揚げ
    白身魚と野菜の天麩羅
    あおさ塩
    *酢の物
    ずわい蟹と胡瓜
    *吸い物
    澄まし汁
    *御飯
    赤飯
    *水物
    果物
    *甘味
    和菓子

    ☆季節や仕入れによりメニューが異なります。

喫食率

常食(普通食)の平均喫食率は84.2%です。(令和4年3月調査結果より)
病院食のメニューは、喫食調査や嗜好調査、病棟訪問で患者さんの声を反映しながら提供しています。
人気の高いメニューは、トンカツ、肉じゃが、散らし寿司、カレー、清汁、きんぴら牛蒡、筑前煮等です。
冷や麦、豆ごはん、刺身等の季節メニューも人気です。

喫食率

栄養管理

入院中は患者さん一人ひとりの栄養状態を評価し、病状やえん下機能に合った食事を提供しています。食環境の変化や、手術・化学療法などの治療により思うように食事が摂れない方には管理栄養士が病棟を訪問し、食べやすさに配慮した内容の食事に変更する等の対応を行っています。その他、様々な医療チームにも参加し活動しています。
NST(栄養サポートチーム)では、入院中に栄養治療が必要な患者さんに対して医師、歯科医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師、歯科衛生士等と連携し、多職種で様々な角度から意見を出し合いながら、栄養療法の実践に取り組んでいます。

栄養相談

食事療法を家庭で正しく実践していただけるように、入院・外来の患者さんの栄養相談を行っています。(土曜・日曜・祝日・年末年始は除きます)
食事療法で何かお困りのことがありましたら、気軽にご相談ください。
栄養相談を受けるには、医師の依頼に基づく予約が必要です。受診されている外来もしくは入院されている病棟の看護師に声をかけてください。
外来の方は外来栄養指導室(2階婦人科外来の横)または栄養調理指導室(2階腎臓内科の横)で、行っております。入院の方は病棟で行います。

  • 個人栄養相談

    食種例:糖尿、糖尿病性腎症、腎臓、心臓、高血圧、妊娠高血圧、脂質異常、痛風、肝臓、胃潰瘍、貧血、すい臓、低栄養、低残渣、えんげ、離乳等

  • 病診連携栄養相談(糖尿病・糖尿病性腎症・腎炎・腎不全)

    近隣地域の医院・診療所に受診されている方でも、当院で栄養相談を受けていただくことができます。その際は手続きが必要ですので、詳しくは当院地域連携・医療相談センターサルビアにお問い合わせください。

調理実習

栄養相談を受けていただいた後、スムーズに食事療法が行えるように、実地指導を行っています。
患者さんが実際に素材、調味料の計量をしながら、お料理を作り、目で見て味わって、食事療法の理解をより深めていただく事を目的としています。
栄養調理指導室(2階腎臓内科の横)で行います。

  • 糖尿病の調子実習 (偶数月 第4金曜日)
  • 腎不全の調理実習 (奇数月 第4金曜日)

<料理の一例>

☆糖尿食調理実習で作った献立

  • 焼肉サラダ丼
  • 茄子と胡瓜の即席漬け
  • 梅とろろ昆布汁
  • 巨峰の寒天デザート
〈1食あたり〉
エネルギー 496kcal

☆腎不全食調理実習で作った献立

  • サラダうどん
  • 天ぷら
  • カルピスシャーベット
〈1食あたり〉
エネルギー 658kcal
塩分    1.8g

バイキング教室

しばらく休止させていただきます。
  • 減塩バイキング教室(年1回 5月頃)

    いろいろなお料理の中から適正なエネルギー量でバランスの良い減塩食(1食あたり塩分2g未満)を選んでいただきます。

    ☆減塩バイキング教室での料理の一例

    • 枝豆と桜海老の混ぜご飯
    • さわらの竜田揚げ
    • チヂミ風
    • 焼き野菜のマリネ
    • ひじきのミルク煮
    • 野菜サラダ
    • 果物
  • 糖尿病バイキング教室(年1回 11月頃)

    いろいろなお料理の中から患者さんの指示カロリーに合わせて、バランスよくお食事を選んでいただきます。

    ☆糖尿病バイキング教室での料理の一例

    • 雑穀ごはん
    • ポテトコロッケ
    • アスパラウィンナー
    • 鮭と冬野菜の酒蒸し
    • さっぱりきんぴら
    • 蒟蒻おでん
    • わらびもち
    • 果物