スタッフ
中西 浩隆(なかにし ひろたか)部長 | |
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卒業年次 | 平成12年卒 医学博士 |
資 格 | 日本神経学会専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・認定医 日本認知症学会専門医・指導医 |
岩出 展行(いわで のぶゆき)副部長 | |
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卒業年次 | 平成17年卒 |
資 格 | 日本神経学会専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・認定医 |
浅田 純子(あさだ じゅんこ)副医長 | |
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卒業年次 | 平成25年卒 |
資 格 | 日本神経学会専門医 日本内科学会認定医 |
早川 雄馬(はやかわ ゆうま)副医長 | |
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卒業年次 | 平成26年卒 |
資 格 | 日本神経学会専門医 日本内科学会認定医 |
髙阪 勇輔(こうさか ゆうすけ)医員 | |
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卒業年次 | 平成27年卒 |
資 格 | 日本神経学会専門医 日本内科学会認定医 |
大山 哲弥(おおやま てつや)医員(内科兼務) | |
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卒業年次 | 平成30年卒 |
大道 和也(おおみち かずや)医員(内科兼務) | |
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卒業年次 | 令和1年卒 |
特色
♦診療内容
神経内科は脳、脊髄から末梢神経、筋におよぶ疾患を神経学的に診断し、内科的に治療する診療科です。
主な症状は
麻痺(筋力低下)、しびれ、めまい、頭痛、意識障害、もの忘れ、けいれん、ふるえ、歩行障害、嚥下障害(うまく飲み込めない)、構語障害(ろれつが回りにくい)などで、
主な病気としては
脳血管障害、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、認知症、髄膜炎、脳炎、片頭痛、てんかん、多発性硬化症、多発神経炎、筋炎などがあります。
♦受診と診療について
市立四日市病院神経内科では、北勢地区の地域医療において、かかりつけ医の先生方や他の病院のご協力を得て、上記のような疾患の救急医療、専門的診療を担っています。
(1)脳梗塞のように急変する病気の場合には
脳梗塞のように急変する病気の場合には、1分でも1秒でも早く当院ER(救急外来)を受診してください。ERでは総合内科をはじめとする内科各科と連携し、脳梗塞の急性期医療に対応しています。また、このようにERを受診された患者さんには24時間体制で、拡散強調画像や脳血管造影をはじめとするMR画像を緊急撮影し、病型別に治療することを可能にしています。
入院後は、急性期の内科的治療に加え、後遺症を最小限にとどめ、早期に社会復帰できるよう、リハビリテーションの早期開始、福祉制度の紹介、家庭での介護指導、介護保険への円滑な移行など、包括的なチーム医療を行っています。当院では、急性期診療に重点を置いているため、発症後1~2週経って急性期医療が終了しても、さらに回復期のリハビリテーションが必要な患者さんは、回復期リハビリテーション専門の施設へ転院していただいています。その際にも、患者さんのご希望と各施設の特性を十分に考慮し、スムーズに回復期のリハビリテーションに移行できるように心がけています。また、患者さんが転院されても一貫したリハビリテーションが行えるように、四日市・菰野地区の各施設が連携して「リハビリテーション・ネットワーク」を作り、意見の交換を行っています。
また自宅退院が可能となった患者さんにはかかりつけ医の先生方にホームドクターとなっていただき、その先生にその後の外来診療や在宅診療をお願いしています。このような場合でも、年1,2回の定期的な検査や症状に変化の生じた場合には、当科外来もかかりつけ医の先生方の診療にご協力させていただいています。これが、地域医療における二人主治医制の利点で、日常はかかりつけ医の先生を、必要に応じて専門外来を受診していただき、異なった視点から病気を診ることによって、脳梗塞の再発を予防しようというわけです。
(2)頭痛やもの忘れのように専門的な診断が必要な病気の場合には
頭痛やもの忘れのように専門的な診断が必要な病気の場合には、原則として、かかりつけ医の先生方からのご紹介によって、神経内科外来を受診していただいています。紹介状(診療情報提供書)を必要とするのは、ただ単に形式的な理由からではありません。紹介状があれば、かかりつけ医の先生方が診察された長年の診療内容や治療経過などの情報が容易に把握できますから、このような病気の場合には、患者さんの診療にたいへん役立ちます。
頭痛やもの忘れの専門外来に受診していただいた後、患者さんの状況に応じて、日常診療はふたたびかかりつけ医の先生方に診ていただくことになりますが、年1,2回の定期的な検査や病状に変化の生じた場合には、当科外来もかかりつけ医の先生方の診療にご協力させていただきます。
(3)パーキソン病など、神経内科としての専門的診療の必要な疾患の場合には
パーキソン病、脊髄小脳変性症など、神経内科としての専門的診断と治療の必要な疾患の場合には、当科外来を定期的に受診していただくとともに、特定疾患の申請や身体障害者手帳の交付、介護保険の活用などの福祉制度も積極的に利用し、患者さんやご家族の方々の負担が少しでも軽減するように努めています。また、名古屋大学神経内科、国立療養所鈴鹿病院などの施設とも連携し、先端医療への橋渡しも可能です。
このような疾患は、しばしば診断が困難な場合がありますが、当科では「セカンド・オピニオン」としての受診も受け入れています。また、逆に当科受診中の患者さんでも、ご希望があれば、他の施設での「セカンド・オピニオン」のための受診に対し、紹介状(診療情報提供書)の発行や検査所見・画像の貸し出しにも協力しています。

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※脳神経内科の初診は、紹介状をお持ちの方のみとなります。
医療設備
筋電計、脳波計、重心動揺計、MRI、CT、SPECT、DSA、頚動脈エコーなど