外 科 |
概要 |
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特徴 |
年間手術総数 |
1100例 |
以上 |
食道 |
5〜10例 |
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胃 |
100〜120例 |
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大腸 |
100〜150例 |
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膵臓 |
10〜15例 |
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肝臓 |
10〜20例 |
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乳腺 |
100〜150例 |
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鏡視下手術 |
80〜100例 |
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腎移植 |
2〜5例 |
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認定施設
日本外科学会 日本消化器外科学会 日本乳癌学会
当院外科では食道、胃・大腸、肝臓、胆膵、乳腺、内視鏡外科、移植外科,血管外科をサブスペシャリティとして有している。各分野ではそれぞれの臓器別に学会活動を積極的に行っている。外科専攻医は各疾患についてそれぞれの指導医よりマンツーマンに直接に教育され、その外科的熟練度に応じて主治医として手術手技を修得する。救急救命センター(ER yokkaichi )を有しているので、研修期間中に様々な救急疾患が経験できる。
日本外科学会外科専門医カリキュラムの到達目標3の手術手技のうち呼吸器、
心臓の症例については当院の呼吸器外科・心臓外科へのローテートが、
小児外科については院内での習練を主とする。
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一般目標 |
医の倫理を遵守し、外科専門医として適切な外科的臨床判断能力と問題解決能力、外科的手術手技を修得、さらに生涯学習のための基本を学ぶ。
とくに外科において重要なチーム医療を身に付ける。
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行動目標 |
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日本外科学会外科専門医修練カリキュラムに則り修練目標を設定する。
到達目標1 基本的知識と臨床応用
1.局所解剖
2.病理学
3.腫瘍学
4.病態生理
5.輸液・輸血
6.血液凝固・線溶現象
7.栄養・代謝学
8.感染症
9.免疫学
10.創傷治癒
11.周術期の管理
12.麻酔学
13.集中治療
14.救命・救急医療
到達目標2 検査・処置・麻酔手技
1.検査手技
1 超音波診断
2 エックス線単純撮影・CT・MRI
3 上・下部消化管造影・血管造影など
4 内視鏡検査
5 消化管機能検
2.周術期管理
3.麻酔手技
4.外傷の診断・治療
5.外科的クリティカルケア
@ 心肺蘇生法―ALS
A 動脈穿刺
B 中心静脈カテーテルおよびSwan−Ganzカテーテル
C レスピレータによる呼吸管理
D 熱傷初期輸液療法
E 気管切開
F 心嚢穿刺
G 胸腔ドレナージ
H ショックの診断と原因別治療
I DIC、SIRS、CARS、MOFの診断と治療
J 抗がん剤と放射線治療
6. 外科的サブスペシャリティの分野の初期治療
到達目標 3 手術手技とその臨床応用
日本外科学会外科専門医修練カリキュラムに則り外科各分野で経験すべき最低症例数以上の手術を実施する。
@ 消化管および腹部内臓(80例)
A 乳腺(15例)
B 呼吸器(15例)
C 心臓・大血管(10例)
D 末梢血管(15例)
E 頭頚部・体表・内分泌外科(15例)
F 小児外科(15例)
G 臓器の外傷(10例)
H 鏡視下手術(20例)
手術手技一覧の詳細については日本外科学会外科専門医修練カリキュラムを参照のこと。
また同カリキュラムに要求されている術者または助手としての手術350例以上の症例、
術者として120例以上の症例について手術経験を積む。
到達目標 4 外科診療を行う上で、医の倫理に基づいた適切な態度と習慣を身に付ける。
@ 外科における医師間のグループ医療
A コメディカルスタッフとのチーム医療
B インフォームド・コンセント
C ターミナルケア
D 研修医・学生への指導
E 教育資源の活用
到達目標 5 生涯教育を行う基本の習得
@ カンファレンスや学術集会への参加
A 学術出版物の抄読と吟味
B 症例報告・臨床研究
C 資料の収集や文献検索
付記
市立四日市病院外科における3年間の各年度に到達すべき手術手技等は、
専攻医各自の熟練度に応じてそれぞれ考慮され、それに応じて主治医となる疾患も異なるが、
概ね各年度に習熟すべき外科的手術術式は以下の如くである。
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1年目 |
ヘルニア手術、痔疾患手術、虫垂切除術、乳癌手術、(腹腔鏡下)胆嚢摘出術
大腸切除術 塞栓除去術等
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2年目 |
直腸切除術、胃切除術、脾摘出術、乳房温存手術、動脈バイパス手術等 |
3年目 |
胃全摘手術、直腸切断術、腹部大動脈瘤手術等
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場合によって、延長研修の時、4年目 膵頭部十二指腸切除、肝切除、食道切除等 |
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週間スケジュール |
手術日 |
月曜日〜金曜日 |
外来 |
専攻医を含む各医師に割り当てられた曜日 |
カンファレンス |
月・水・木・金 AM8:00〜8:30 外科カンファレンス
火 PM5:00〜 消化器科合同カンファレンス
火 PM6:00〜 英文抄読会 |
見学等問い合わせ先
篠原正彦
:shinohara@yokkaichihp01.jp |