6AB

疾患・年齢層

整形外科・口腔外科・脳外科・形成外科の混合外科病棟で、病床数は60床です。
整形外科の患者さんは主に、指の血管吻合、骨折、外傷、腰椎の疾患の方が入院されています。口腔外科の患者さんは、口腔内の癌全般、埋伏歯の抜歯の方が主です。脳外科の患者さんは頸椎疾患の方が主です。年齢層は3科ともに小児から高齢の方まで様々ですが、整形外科で入院される下肢骨折の患者さんは高齢の方がほとんどです。形成外科では、乳癌の再建術が中心であり、外科と合同で手術を行っています。年齢層は30代から70代の方です。

看護におけるポイント

骨折の患者さんは高齢者の方が多く、早期から理学療法士と協働し、急性期からリハビリ介入し、急な生活環境の変化にも対応していけるよう援助しています。疼痛管理においては、病棟担当薬剤師の協力を得て疼痛のコントロールをしています。また、患者さんが安心してもとの生活に戻ることができるよう医療相談室サルビアと連携し早期から退院調整を行っています。医師、看護師だけでなく、多職種と連携し患者さんが安心して入院生活が送ることができるようにしています。

新人(転職者)の教育方針

プリセプター・新人教育担当者・年間PNSパートナーとともに、それぞれの個性や力量に合わせた指導を行い、自信につながるまでサポートします。

6AB

7AB

疾患・年齢層

7AB病棟は、脳外科31床と脳内科29床で構成されています。脳外科の主な疾患は、脳出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、急性硬膜下血種、慢性硬膜下血腫、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脳挫傷、水頭症などです。年齢層は、5~100歳と非常に幅広いです。
脳内科の主な疾患は、脳梗塞、脳炎、髄膜炎、パーキンソン病、重症筋無力症、けいれんなどです。年齢層は、60~90歳代が中心ですが、髄膜炎や神経疾患では10代の患者もみえます。

看護におけるポイント

脳外科は、手術や事故による外傷患者を多くみます。状態の変化をいち早く察知し、正しく医師に報告し、適切な処置がとれるように観察しています。脳内科は、長い経過をたどる患者さんが多いので、本人・家族の思いを尊重して丁寧な看護を提供できるように心がけています。
脳外科内科ともに、急性期を過ぎ状態が安定したら、速やかに自宅退院あるいはリハビリ転院ができるように、担当看護師が受け持ち意識をもって責任を持ち、入院時から退院支援を行っています。
また、毎水曜日にはボランティアさんによる「ふれあいタイム」が開催されます。車いすやベッドでデーコーナーに移動していただき、一緒に歌を歌ったり、体操をしたりハーモニカ演奏やフラダンスを見たりして気分転換を図っていただいています。
緊張感の中にも温かい雰囲気で脳外科内科の医師、看護師、病棟薬剤師、リハビリ担当者、サルビア、助手、ヘルパー、コンシェルジュがまさにワンチームで一体となってコミュニケーションを図りながら日々仕事をしています。
重篤な患者さんが多く、ADLの介助が多い病棟ですが、看護師のやりがいと看護のだいご味を感じることも多いです。重症な人が元気になって退院されたり、転院後に歩いて病棟まで会いに来てくれたりしていただくことがあります。看護師としての喜びを感じる瞬間です。

新人(経験採用者)の教育方針

新卒者は、入職後1か月は、新人教育担当者について基礎看護技術を繰り返し実施します。7AB病棟は、ADL全介助の患者さんが多いため、基礎看護技術をしっかり学習し身に着けることができます。2か月目以降は、プリセプター指導の下、PNSの一員となりペアで実際の看護や技術を学びます。病棟一丸となって新人を支えていきます。
経験採用者・異動者には、専用の冊子をお渡ししチームでフォローしています。

7AB

8AB

疾患・年齢層

H25年12月の病棟改修工事後、ベッド数60床の内科・外科混合病棟になりました。
呼吸器内科では主に肺がん、肺炎、気管支炎、COPD、気胸などのほか、睡眠時無呼吸症候群の検査、呼吸器外科では気胸、肺がん、縦隔腫瘍のOPが行われます。耳鼻科では甲状腺や鼻の手術、眩暈などの患者さんが入院されており、10代から90代と幅広い年齢層の対象者を看護することができる病棟です

看護におけるポイント

呼吸器内科では肺がんの患者さんには抗がん剤治療や放射線治療が主になってきます。安全に治療が受けられる看護介入を行っていきます。また、癌性疼痛コントロール目的の患者さんに対しては緩和ケアチームと協同しケアを行っていきます。慢性患者の患者さんに関しては、退院後の生活を見据えた生活指導や更には、退院支援・退院調整を行っていきます。 呼吸器外科、耳鼻科では主に周術期看護を実践していきます。
内科の患者さんは高齢者が多く、入院という環境の変化に適応しづらくなる方もみえます。患者さんが安全に治療に専念することができ、また安心して入院生活が送れるようスタッフ一同、患者さんの入院環境を整えていきます。

新人(転職者)の教育方針

病棟の教育方針として「病棟スタッフ全員でサポートする」を掲げ、スタッフ全員で協力し合い、あたたかい雰囲気のもと新人育成に努めています。入職直後は新人教育担当者とプリセプターが中心となり基礎看護の指導に当たりますが、PNS体制下で様々なスタッフと関わり、技術の習得や知識の向上を目指します。また、自己の看護観を深めてもらえるよう取り組んでいます。

8AB

8C

疾患・年齢層

8C病棟は血液内科と眼科の混合病棟です。
血液内科では白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの希少疾患に対し、化学療法や輸血療法、末梢血幹細胞移植治療が行われ、終末期の患者さんも入院されています。
眼科では白内障・緑内障・硝子体・網膜剥離などの手術やステロイドパルス療法が行われ、各科とも20歳代から80歳代まで幅広い年齢層の患者さんが入院されています。

看護におけるポイント

血液疾患をもつ患者さんはほかの人に比べて免疫力が弱く、易感染状態にあるため感染予防の点では特に注意を払っています。そのような患者さんを守るため8C病棟にはクリーンルームがあります。化学療法などで白血球が低下した患者さんを感染から守るとともに、患者さん自身にもマスクの着用や手洗いうがいを徹底していただくよう指導を行っています。また、制限の多い生活を強いられるため、精神面でのケアも必要になります。
近年、眼科の患者さんは高齢者が多く、基礎疾患をもつ方も多く見えます。手術前より目が見えにくい状態であるため、声かけ・見守りを行うなど安全には細心の注意を払っています。

新人(経験採用者)の教育方針

疾患の理解はもちろん、化学療法や輸血療法に対する専門的知識を身に着ける必要があります。一つ一つのケアに根拠をもって実施できるようチェックリストを活用しながら、教育担当者を中心に病棟スタッフ全員でサポートしています。スタッフの年齢や経験に関係なく、声をかけ合い話し合える雰囲気づくりを大切にしており、PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)でも良きパートナーとして成長していけるよう取り組んでいます。

8C