産科では、出産をされる患者さんとその赤ちゃん、また切迫早産や多胎、妊娠高血圧症候群・前置胎盤などの治療妊婦さんがいらっしゃいます。県内で2か所ある総合周産期母子医療センターとしてMFICU(母体胎児集中治療室)を併設し、リスクの高い妊娠に対し適切な治療を行っています。
婦人科では、子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮脱・子宮がん・卵巣がん等の手術や化学療法を受ける患者さんがみえます。
産科では、妊娠・出産・育児のお手伝いをさせていただくことを通して、幸せな家庭の構築を目指し安全で満足できる出産ができるよう患者さんの想いを大切にお聞きして看護しています。
婦人科では、手術や治療が安心して安全・安楽に受けられるように努めています。
新人教育は新人教育担当者を中心にプリセプターを決め指導を行っています。プリセプターは相談役として、指導・教育は病棟全体で育てていく環境をつくるようにしています。個人の成長や経験に合わせ柔軟に対応できるよう心がけています。
総合周産期母子医療センターとして年間250名ほどの赤ちゃんを受け入れています。およそ80%が母体搬送を含め院内で出産された赤ちゃん、20%が地域の産科から搬送された赤ちゃんです。四日市市、桑名市、いなべ市を主に他院で出生した治療が必要な赤ちゃんのお迎え搬送を行っています。早産児・低出生体重児・新生児の呼吸障害・外科疾患・脳神経外科疾患・遺伝子疾患など、さまざまな病気を持った赤ちゃんがいます。
お母さんのおなかの中の環境に近づけるように、音や光を調整したり、赤ちゃんの姿勢を整えたり、痛みのケアを行い、ストレスを軽減しています。病気を治すだけでなく、赤ちゃんが健やかに成長・発達できるような援助が必要になります。ご家族への支援を行い、ファミリーセンタードケアを推進しています。
特殊な病棟になるため、専門的な技術や知識が要求されます。そのためプリセプターはもちろん、ベテラン看護師や認定看護師が一緒について指導にあたり、夜勤も一緒に行なっています。また、一人一人にあわせて指導の進め方や期間を調整しています。
7C病棟は0歳から15歳までの子どもが対象です。肺炎、気管支炎、川崎病、ネフローゼ症候群などの内科的疾患や、食物アレルギーの検査、外科、整形外科、耳鼻科、歯科などの手術を受ける子どもの受け入れを行っています。そして、低出生体重児や医療処置の必要な子どもさんの育児に関しての不安をサポートするため、NICUと連携し、退院前に母子同室で過ごす時間を作るファミリー入院も受け入れています。
小児科の入院では、家族の付き添いが必要な場合がほとんどです。患児・家族の人権を尊重し健やかな成長・発達の支援を行うことを念頭に、患児の早期回復・退院への援助はもちろん、家族への気持ちに寄り添うことを大切にしています。
プリセプターを中心に病棟全体で新人指導に取り組んでいます。先輩看護師とペアを組み、一緒に看護ケアに入ることで手厚い指導を行うことが出来ています。また、看護学生も一緒にペアとなり実習をおこなうことでたくさん学ぶことができると好評です。