ER - Yokkaichi 救命救急センター

疾患・年齢層

救命救急センターでは、24時間救急医療を提供し三次救急に対応しています。交通外傷・心筋梗塞・脳血管疾患など重症度の高い患者も多く受け入れています。2E病棟は救命救急センターからの夜間入院を受け入れる病棟として開設され、内科・外科疾患を問わず急性期疾患の緊急入院を受け入れています。心臓カテーテルセンターは、予定や緊急カテーテルに24時間対応しています。

看護におけるポイント

救急搬送の患者に的確かつ迅速な対応をするだけでなく、ウォークイン患者にはトリアージを実施し緊急性を見極めています。

新人(経験採用者)の教育方針

スタッフは全員他病棟を経験してきた人が配属されています。救急患者のケアや心臓カテーテル介助をするための専門的な知識や技術の教育を行います。各診療科の入院を受け入れる2E病棟は、緊急入院にも安心していただけるように努めています。

ER - Yokkaichi 救命救急センター ER - Yokkaichi 救命救急センター

外来

疾患・年齢層

当院は北勢地区の急性期の基幹病院として28の診療科があり、一日の外来患者数は約1600名です。様々な年齢層の患者さんが不安や苦痛をもって来院されますので、少しでも軽減できるようやさしく丁寧な対応を心がけています。

看護におけるポイント

外来の対応で、市立四日市病院のイメージが決まると思いますので、気配りのできる看護を提供できるよう努力しています。また近年、地域包括ケアシステムにより病院から自宅での療養へとシフトチェンジされ、益々、外来看護が重要となってきています。院内での部署を超えての連携や地域連携の充実を図り、患者さんが療養しやすい環境を提供できるよう努力しています。

新人(転職者)の教育方針

経験豊かな看護師からスキルの伝承、外来看護の特殊性などを学び、自らは学習会や研究会へ参加し、新しい知見を得てスタッフ同士で情報を共有しています。

外来

外来化学療法室

疾患・年齢層

外来化学療法室は、外来通院しながら抗がん剤治療を行う専門の治療室です。平均1日約23名の患者さんが自宅から通いながら治療を受けてみえます。年齢層は、小児期以降すべての年代の外来抗がん治療を受けられる患者さんが対象です。

看護におけるポイント

安全に安心して治療を受けていただくために、日々の点滴管理だけでなく、患者さん自身が自分で体調管理や副作用対策が行えるよう指導を行っています。また、カンファレンスを通じて外来看護師をはじめ、がん化学療法看護認定看護師、がん性疼痛看護認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、メディカルソーシャルワーカーなどと連携し、患者さんに寄り添う看護を目指しています。

新人(転職者)の教育方針

化学療法室に配属される看護師はキャリアを積んだ看護師が多いですが、病棟からの転属や他施設からの転職者にとっては未知の世界です。このことを念頭に置いて指導者を配置し、丁寧に教育しています。

外来化学療法室

内視鏡室

疾患・年齢層

食道・胃・十二指腸・胆道・小腸・大腸など消化管全般の疾患に対して検査治療を行っています。年間7000件以上になり、年齢層は幅広く30歳位~90歳代にも及びます。

看護におけるポイント

緊急内視鏡を24時間体制で受け入れしており、検査・治療を受ける患者さん一人ひとりの不安をできるだけ軽くし、少しでもリラックスして安全に検査・治療が受けられるように援助しています。

経験採用者の教育方針

24時間体制の緊急内視鏡検査・治療に対応できるように、専門的な知識や技術の教育及び、個人に応じた指導を行っています。検査、処置に興味のある方は大歓迎です。

内視鏡室

退院調整

疾患・年齢層

専任の退院調整看護師を配置し、円滑な退院と、在宅で療養するのに困らないためのケアと環境整備を専門的な視点で支援する部署です。入院患者だけではなく、外来で治療を行っているすべての患者さんで、特に医療依存度の高い方を対象としています。
地域連携・医療相談センター「サルビア」に籍を置き、医療ソーシャルワーカーと共同し、地域の資源を活用しながら、患者さんや家族の望む療養生活を調整するお手伝いを行います。

看護におけるポイント

近年、独居や高齢者世帯の増加に伴い、入院を期に日常生活動作が低下し、介護が必要となり退院調整に時間がかかり入院が長期化する恐れがあります。
そこで、急性期病院では、入院時より退院を見据えた支援を行います。集中的な治療を終えると同時に、入院前の生活に戻れるように入院早期より病棟看護師、退院調整看護師、医療ソーシャルワーカーなど多職種で退院に向けたケア・家族指導・療養相談を行い、地域関係者と密に連携をはかりながら、継続看護を展開していきます。

新人(転職者)の教育方針

各病棟をラウンドし退院支援カンファレンスを行い、療養生活支援に必要な情報の確認を行っています。新人看護師には「この患者さんは退院後どのように生活したいと考えていますか?」と声をかけることがあります。患者さんの思いを引き出す傾聴を行ってください。
また、看護部教育委員会で主催する退院支援・退院調整研修では、4段階の研修を企画しています。患者の生活の場をイメージしながら看護の必要性をアセスメントできる人材育成を目指しています。

退院調整