捧げられた美の至宝−神宮美術館の近・現代美術の名品−

  概要

神宮美術館全景

   お伊勢さんの名で親しまれる伊勢神宮は、ご存知のように二十年に一度、 式年遷宮が行われます。歴史をひもとけば七世紀末の持統天皇のころ に始まり、戦国時代の中断を経ながら現代まで続くという長い歴史を保 ち、日本の伝統行事のなかでも最たるもののひとつと言えます。
   意外に知られていませんがこの遷宮において様々な美術品が献納され ております。どの作品も当代随一の芸術家によるものであり、最高水準 を示すものばかりです。このたび、神宮美術館が所蔵する献納品のなか から特に選び抜かれた名品の数々およそ50点を展示します。
   本展は2つのテーマを用意しました。ひとつは遷宮に思いを寄せなが ら製作された数々の作品から日本の芸術水準の高さを感じていただくこ と。もうひとつは、作品を通じて遷宮の深い意義を感じていただくこと です。この機会を逃さずにぜひご堪能ください。




会期 平成23年4月23日(土)〜6月5日(日) 38日間
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
主催 四日市市立博物館
特別協力 神宮司庁
後援 神社本庁  伊勢神宮式年遷宮広報本部  三重県神社庁
助成 (財)岡田文化財団
入場料 大人 800円  高大生 600円  中学生以下無料


  主な作家


池田遥邨 上村松篁 牛島憲之
圓鍔勝三 奥田元宋 小倉遊亀
鏑木清方 川合玉堂 小磯良平
杉山寧 高山辰雄 富永直樹
中村晋也 東山魁夷 平山郁夫
前田青邨 森田茂 守屋多々志
横山大観 吉井淳二


  作品

                花籠
  ・光と影の演出と花籠    (吉井淳二 花籠)
 花籠を頭上に持つ二人の女性が身じろぎひとつせず、視線を明かりのほうに向けて立っています。 腕や顔にさす光と影が二人を写実的に表すとともに白い肌を一層ひきたてしなやかさを醸し出しています。 そして頭上に載る花はあたかも冠のように彼女たちを華やかに飾ります。


          神嘗祭由貴大御饌の参道
  ・収穫を感謝する神聖な儀式の一齣    (絹谷幸二 神嘗祭由貴大御饌の参道)
 収穫された穀物を天照大御神にお供えする神事を神嘗祭といいます。由貴大御饌は夜の十時と未明の二時に行います。 お供えを終え、焚かれた火に導かれて神職が戻る場面を描いています。 ヤマ場を越えた安堵感に依然と続く緊張感が混ざった複雑な心境を察するのは私だけでしょうか。


  関連行事


●記念講演会
日時 平成23年4月24日(日)午後2時〜
講師 三菱一号館美術館 館長 高橋 明也氏
演題 「日本美術と世界」―近代を中心に―
会場 講座室
参加費 無料


●ギャラリートーク
日時(いずれも午後2時より開始) 講師
4月23日(土) 神宮美術館 学芸員 中村潔氏
5月7日(土) 5月21日(土)6月5日(土) 当館学芸員




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