南フランスの小村サン・レオンに生まれたジャン・アンリ・ファーブル(1823-1915)が、教師を勤めながら物理学、化学の普及書を著した後、さまざまな昆虫の観察をおこない、その生態の研究成果をまとめて発表したのが、有名な『昆虫記』(全10巻1879-1907)です。
|
|
||||||||||||
第1部 ファーブルと昆虫記 |
|||||||||||||
昆虫記が生まれるまで「昆虫記」の先駆けとなった直筆論文や、研究過程のデッサン(埼玉大学コレクションより初公開)などを展示します。また、ファーブルとその周辺を撮影した写真や、「昆虫記」以前の著作を通して、「昆虫記」が生まれるまでの歩みを見つめなおします。 「昆虫記」の誕生とその普及息子ポール・アンリが撮った写真は、ファーブルの研究過程を記録するのみならず、「昆虫記」を普及させる上で、大きな役割を果たしました。ネイチャー・フォトの先駆けとして、今日高い評価を受けているこれらの写真と共に、‘決定版の昆虫記’に掲載されたイラストの原画や、後年、出版された限定版の昆虫記のための版画などを展示します。 |
|
|
第2部 日本における昆虫記 |
||
|
1922年に大杉栄が訳出した『昆蟲記』以降、日本でも、「ファーブル昆虫記」は今日まで様々な形で受容されてきました。第2部では、ファーブルに関する日本の様々な出版物にはじまり、長年にわたって昆虫や花々をテーマに創作をおこなっている熊田千佳慕の詩情あふれる繊細な挿絵原画。自然と人との関わりをテーマに取材・撮影を続けている今森光彦の卓越した昆虫写真。そして、精緻な造形で多くのファンを持つ海洋堂が、「ファーブル昆虫記」をテーマに広告キャンペーンをおこなった際の昆虫フィギュアと、それらを配した立体ジオラマ作品を紹介します。 |
||
|
|
![]() 【ヒジリタマオシコガネ (スカラベ・サクレ)の暮らし】 |
第3部 ファーブル/ファーブル 世代を超えて |
||
日本でも、演劇と美術の境界を越える多才な活動で知られ、2008年春からは、ルーヴル美術館に多数の作品を設置し、常設のフランドル絵画とのコラボレーションが話題となっている作家ヤン・ファーブル。ベルギー在住ながら、ジャン・アンリ・ファーブルのひ孫(?)として、大英博物館の内部で撮影した映像作品『コンシリエンス』や、『昆虫記』の一節にインスピレーションを受けたドローイングなどを制作しています。本展では、ヤンによるこうした昆虫への強い関心を示す作品に加え、ファーブルゆかりの地でのインタビュー等に、映画『ファーブル』を組み込んだ映像(制作ギョーム・ディアマン・ベルジェ)を会場内で上映します。
|
||
関連行事 |
|
申込は開催日の10日前までに、参加行事名、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記の上、葉書かファックスで博物館(安島1-3-16、059-355-2704)までお送りください。 |
|
子ども博物館教室
|
子どものためのワークショップ
|
スタンプラリーを開催博物館のほかにも、7月18日(土)から四日市市文化会館で「昆虫物語」が、7月25日(土)から市立図書館で「夏の昆虫たち」がはじまるよ。この3館をまわるスタンプラリーに参加して8つ(博物館6個、文化会館1個、図書館1個)のスタンプを集め、昆虫ポストカードをゲットしよう!(文化会館のスタンプは7月17日まで、図書館のスタンプは7月24日まで、博物館に置いてあるよ) |
|





