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外国人の子どもを対象に日本語学習を支援する「笹川子ども教室」 |
外国人市民も地域住民の一員として
参加する「笹川地区防災訓練」 |
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市内には多くの外国人市民が暮らしています。異なる文化や価値観を持つ外国人と日本人が相互理解を深め、互いに支え合うパートナーとして、暮らしやすい社会を共に築いていくことが大切です。多様な背景を持つ外国人市民が、地域や職場などのさまざまな場所で新たな力となることが期待されます。 |
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市内には全人口の2.7%に当たる55カ国8,379人(平成23年11月末現在)の外国人市民が住んでいます。特に大規模な集合住宅がある笹川地区には1,948人(同)の外国人が住み、地区住民の約18%にもなります。世界的な経済不況などの影響もあり、平成20年度をピークに減少傾向にあるものの、依然として多数の外国人市民が居住しています(グラフ(1))。 |
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これら外国人市民の多くは、滞在が長期化して定住する傾向も見られます。しかし、日本語が十分でないためにうまくコミュニケーションが図れず、また、文化・習慣の相違、日本の制度やルールへの理解不足から、地域社会の一員として暮らしていく中でさまざまな課題が顕在化しています。
市では、特に外国人が多く集住する笹川地区で、地域と協力して日本語学習支援や生活講座、防災訓練を実施するなど、日本人も外国人も安心して共に暮らせるよう取り組みを行っています。 |
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定住を希望する外国人市民の中には、日本語や日本の生活ルールなどを意欲的に学び、社会に溶け込もうと努力している人も多数見られます。
また、これまで外国人市民の多くは製造業に従事し、この地域のものづくりの現場を支えてきましたが、最近では福祉や医療などの新たな分野での活躍の場が広がりつつあります。少子高齢社会が進展する中で、多様な背景を持った外国人市民一人ひとりの個性が生かされることにより、地域や職場が活性化されることが望まれます。 |
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