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今日、少子高齢化、高度情報化など、社会が大きく変化していく中、本市の子どもたちには、次のような現状と課題が見られます。
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教科の基礎的・基本的な内容はおおむね理解できている一方で、問題解決能力につながる「知識・技能を活用する力」を育てていく必要があります。 |
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自尊感情や他人を思いやる心が育ってきている一方で、心に不安やストレスを抱える子どもに対し、よりきめ細かな対応をする必要があります。 |
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生活リズム向上への意識の定着が見られますが、さらに家庭・地域の教育力の向上を図る必要があります。 |
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本ビジョンでは、こうした現状と課題から、すべての施策推進にあたり、「3つの視点」の取り組み姿勢で臨みます。 |
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幼稚園・保育園と小学校、小学校と中学校では指導方法や体制が異なるため、小・中学校入学時の環境変化は、時に、子どもにとって乗り越えることが困難な「段差」の一つになります。この「段差」に対応するため、本市では、子どもの学びや育ちの系統性・連続性を大切にした指導方法の工夫や体制の整備を図り、よりなめらかな接続に努めます。 |
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特別な支援が必要な子どもや、不登校、外国人の子どもなどに対しては、より専門的な指導や支援が必要になります。そのため、園・学校が情報を共有して連携するとともに、関係機関・家庭・地域ともネットワークを構築して、乳幼児期から途切れることなく、きめ細かな相談や支援を行う体制づくりをめざします。 |
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学校・家庭・地域が強い信頼関係で結ばれた双方向のコミュニケーションの充実に努めます。また、それぞれが担う役割と責任を果たしながら、協働の子育てを行い、「地域とともにつくる学校」の実現をめざします。 |