HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2010/9月上旬
2010 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
認知症の人や家族を支えるために
(人権のひろば〜人権・同和教育シリーズ〜)
介護相談の窓口では、「同じ話を何回も繰り返す」、「昔から強情な性格で何度注意しても直さない」と、親に手をあげてしまう家族から相談を受けることがあります。
そこには、認知症の問題があるかもしれません。認知症の人は、自分や家族が置かれている状況を正しく認識することが困難になります。
また、日々の介護では先の見えない不安が募る中、家族は認知症の人につらくあたってしまうこともあるでしょう。
介護による精神的・肉体的な負担から、介護者が大切な家族を傷つけてしまう悲しい事件が起きています。

【介護の悩みを抱え込まない】
まず、介護保険サービスを上手に利用するなど、家族の負担を少しでも減らすことが大切です。介護者や家族だけで悩みを抱え込まず、専門機関にご相談ください。
また、家族が介護の悩みを周囲に相談でき、地域が一緒に支えていける関係づくりも大切です。本市では認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守る「認知症サポーター」を養成しており、今後も地域の理解者が増えるよう支援していきます。     
誰もが「介護する側」、「介護される側」になるかもしれません。私たち自身の問題として、介護を支えあう心を育てていきたいですね。

問い合わせ先 …介護・高齢福祉課(Tel354−8170 Fax354−8280)
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