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2003 YOKKAICHI
特集 地球環境保全
快適な環境づくりで暮らしやすいまちを
市民・企業・行政 それぞれができるところから
 工業都市のイメージが強い本市ですが、名水百選・智積(ちしゃく)養水や国指定天然記念物・御池沼沢(おいけしょうたく)植物群落など豊かな自然はふるさとの誇りです。この環境を守り次の世代に引き継ぐことは、行政はもちろん、市民や企業の皆さんの努力なくしては実現しません。暮らしやすいまちづくりへの第一歩を、今日から、あなたから始めてみませんか。
家庭では 電気や水道の使用量を記録などでCO2排出量を削減
 地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素の排出量を暮らしの身近なところから減らそうと、桜台連合自治会やエコかわせみ(内部地区)などでは、地域ぐるみで定期的に電気や水道の使用量などを記録したり、生ごみを堆肥化して減量したりしています。
  桜台連合自治会エコ委員会によると、約1,650世帯のうち35%が活動に参加し、毎月約20トンの二酸化炭素を削減できているというから驚きです。この夏は、ゴーヤなど緑のカーテン作りに取り組み、さらに環境に優しい生活を目指しています。
  このような地道な取り組みがさらに広がり、大きな成果を結ぶといいですね。
太陽光発電を導入しませんか
 市では、環境に優しい暮らしを応援するため、太陽光発電設備の設置に対して補助を行っています。
[対象]一般家庭、中小事業所、NPO法人
●詳しくは、本紙14ページをご覧ください
ボランティア約20人で育てたゴーヤの苗は、家庭や小学校で緑のカーテンになります
企業では エコ通勤など、環境に優しい取り組み
 5月13日、霞地区にある第3コンビナートを中心にエコ通勤が行われました。これは、石油化学コ ンビナートや物流基地が集積する霞エリアで、企業などが協働して地球温暖化防止に向けた活動に取り組むもので、平成20年7月から始めて、今回が4回目です。毎回、約400人の従業員が、バスや自転車、徒歩や相乗りなど、いつもより環境負荷の低い方法で通勤します。
 今後はエコ通勤の回数を年6回に増やすほか、アンケートを基に通勤バスの共同運行や自転車の活用など、エコ通勤を継続しやすい環境づくりを検討していくということです。企業のつながりを活用したこんな活動が、ほかにも広がることを期待したいですね。
会社は違えど、みんなでエコ通勤。
車で来る日と通勤時間は変わらないという声も
市では 公害防止協定の見直しを進めます
 本市では、四日市公害の教訓を生かした環境対策の一つとして、市民の皆さんの生活環境を保つとともに、きめ細かい公害防止対策を進めるため、石油化学コンビナートを中心とする各企業と公害防止協定を結んでいます。この協定は、公害を未然に防止するため、企業ごとに法や条例以外の環境対策についても約束ごとを記載しており、一定の成果を挙げてきました。
  平成21年5月末現在、締結企業数は73社ですが、近年、一部の企業において環境法令への不適切な対応があったことなどから、現在、市では、公害防止協定の見直しを進めています。
四日市の環境対策の原点を
 公害資料室のある環境学習センターでは、特別企画「四日市公害の記録 澤井余志郎写真展」を開催中です。今後も随時テーマ展示を行っていきますので、ご期待ください。
[会  期] 6月30日(火)まで アクセスマップ
[場  所] 四日市市環境学習センター学習室(本町プラザ4階)
[内  容] 四日市公害の語り部
澤井余志郎さん撮影の写真を中心に約100点
[開館時間] 午前9時〜午後5時
[休 館 日] 日・月曜日
[入 館 料] 無料
※無料駐車場はありません
[問い合わせ] 環境学習センター
(Tel 354-8430)
 
 市では、公害に関する資料を収集しています。
 皆さんのお手元や企業の倉庫に眠っている写真や新聞、当時使っていた品物、その他四日市公害に関するものでしたら何でも結構ですので情報をお寄せください。

●この特集についてのお問い合わせは 環境保全課 TEL 354‐8188 FAX 354‐4412
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