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2009 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
一人ひとりの力を生かす農業経営に向けて 〜家族経営協定〜
 家族経営を中心とする農業では、経営方針の決定などは経営者が行い、家族はその補助や家事など固定的な役割を担うという意識が今なお強い傾向にあります。また、仕事と暮らしの場が近いために休日と労働時間などの明確な区別が付けにくく、労働に対する適正な報酬や評価が行われていない場合があり、家庭内に不満やストレスが生まれがちです。
 そこで、農業経営をさらに発展させ、魅力とやりがいあるものにするために、家族それぞれの意欲と能力を十分に発揮できる環境づくりを進める「家族経営協定」が注目されるようになってきました。 
家族経営協定調印式
家族経営協定調印式
   
■「我が家の夢プラン」
 家族経営協定とは、経営方針や目標、役割分担、就業条件などを家族で話し合い、文書にまとめたものです。文書化することで、取り決め内容が明確になり、各自の自覚と責任が高まり、家族が協力し合い安心して働ける環境へと近付きます。中には「我が家の夢」を協定に盛り込むなど、家族の将来を見据えた取り決めを結ぶ農家も見られます。
 現在、本市では15戸の農家が家族経営協定を結び、家族それぞれが生産・加工・販売などの役割を担って経営に参画し、魅力ある農業と豊かな暮らしの実現に取り組んでいます。
 皆さんのご家庭でも、より良い家庭環境を築くため、一人ひとりの役割や我が家の夢プランについて話し合ってみませんか。
問い合わせ先 …農水振興課(TEL 354-8180 Fax 354-8307)
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