市では市民の皆さんへ、農・水産業に触れ合うさまざまな機会を提供しています。
地元の農水産物の生産現場を訪問する「地産地消バスツアー」、栽培から収穫・調理・加工までを体験する「農業体験」などを開催しています。  また、農家やNPO法人による市民農園・体験農園の開設支援や、農業塾「グリーンシニアカレッジ」の開講など、触れ合いの場を設け、農・水産業を楽しんでいただいています。
これらの事業は、「新鮮で安全な食料を供給してほしい」という消費者のニーズにお応えすることが、生産現場にとっていかに大変なことであるかをお伝えする機会でもあります。 
最初は「野菜は水だけで育つと思っていた」「魚の目がこわい、ぬるっとした感触が苦手」といった声もありましたが、イベントへの参加・体験を通して「肥料は臭く思ったが、そのおかげでおいしい実がたくさんとれた」「『(食物の命を)いただきます』の意味がわかった」と、苦労の中から楽しみを“収穫”していただいています。
これらの機会を通して私たちの生活・生命のみなもとである農・水産業に対する理解を深めていただけたらと考えています。 |