HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2006/11月上旬
2006 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「障害のある人をはじめ、だれもが住みやすいまちをめざして」

 「障害のある人」というとどのようなイメージをもちますか。
  足が不自由で車いすに乗っている人。目が見えない人。耳が聞こえない人。……
  障害のある人に出会ったとき、どのように接していますか。
  でも、外見上は分からない、普段接していても分からない障害のあることをご存じでしょうか。
  例えば、体内に心臓ペースメーカーを入れている人。外からは、障害のあることは分かりません。でも、いつ機器が止まるかもしれないという不安、また、最近増えてきた電子機器(携帯電話など)から出る電磁波でペースメーカーが悪影響を受けないかとの不安を持ちながら、毎日生活しています。
  また、自閉症の人やその家族。人との関わりが苦手で独特な感じ方に基づいて行動するため、まわりの人からは理解されにくく誤解されることが多くあります。本当は脳機能の障害によるものであるのに、親の育て方が悪いと思われがちです。
  ほかにも、知的な面での障害、精神面での障害など、外からは見えにくい障害がたくさんあります。
  同じ地域に住む人たちどうしが、そういった障害のあることに気付き、障害のない人は病院などの車いす用駐車スペースに車を止めない、点字ブロックの上にものを置かないなど、お互いが理解し合うことから、わたしたちの地域のだれもが暮らしやすいまちになるのではないでしょうか。
  障害のある人が、「災害があっても、まわりの人に迷惑をかけるから、避難所には行かない。たとえ、家がこわれていてもそこにいます」と言われました。
  そのような気持ちを持たなくてもよいように、障害のある人もない人も同じ地域に住むすべての人がお互いの人権を認め合う社会を実現しましょう。
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