HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2006/10月上旬
2006 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「情報のバリアフリーを進めましょう ―誰もが参加できる地域づくりのために―」

写真 常磐地区において、人権啓発・人権学習に取り組んでいるのは人権・同和教育推進協議会(人同協)ですが、一人ひとりの人権が大切にされる地域社会の実現は、福祉・防災など地域活動のすべてに共通する課題です。地区内にはさまざまな人々が暮らしていますから、たとえば地域の情報をお伝えする時、格差を生じさせないようにすることも人権の尊重という点で大切です。
 常磐地区市民センターが発行し地区内で回覧している「お知らせ」は、ボランティアにより点訳され、希望者に提供しています。地区市民センターを利用するサークルの中には、手話サークルもあります。
 人同協や地区の社会福祉協議会(地区社協)の活動では、バリアフリーは大切なテーマです。バリアフリーというと道路の段差などを思い浮かべることが多いようですが、情報のバリアフリーも欠かせません。地区社協主催の文化祭では、手や足など身体の動きを使って音楽を表現する手話ダンスが好評でした。
 また最近では、インターネットの利用が増えてきました。インターネットは便利ですが、まだ誰もが自由に使えるようにはなっていません。そのため地区市民センターでは、公民館活動のひとつとしてパソコン教室を開催し、これまでパソコンにほとんど接したことのない方のための入門講座に力を入れています。常磐地区の地域情報を発信しているホームページの会では、多くの人に利用してもらえるように、インターネットのバリアフリーについて学習しました。
 地域で暮らす皆さんが、経験や力を持ち寄って、誰でも参加できる地域づくりのために、情報の提供についても人権が尊重されるように取り組んでいきましょう。
常磐地区市民センター(TEL351-1751)
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