HOME >> 平成17年の救急救命の概要 2006/9月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:平成17年の救急救命の概要
増える「救急出動」
出勤は10年間で1.7倍に
 平成17年中の救急出動件数は12,685件、搬送人員は11,986人でした。いずれも年々増加傾向にあり、この10年間で1.7倍になりました(グラフ(1))。1日当たりの出動件数は34.8件、搬送人員は32.8人で、住民26人に1人が利用した計算になります。
【グラフ(1)】救急出動搬送人員の推移
【グラフ(1)】救急出動搬送人員の推移
増える高齢者の搬送
 世代別では、65歳以上の人が全体の45.1%と多く、平成15年から3年間で約1,000人、21.2%増えました。
入院不要の「敬称」が62%
 事故別の搬送では、急病が全体の63.7%(グラフ(2))で、その割合が10年前より倍増しています。重症度別では入院不要の「軽症」が62.1%(グラフ(3))で、その比率が年々高まっています。地区別では65歳以上の高齢者が多い、中部、常磐、日永、三重、四郷の順で出動件数が多くなっています。
【グラフ(2)】事故別救急出動件数(平成17年)
※%は四捨五入のため、
 合計が100%にならない場合があります
【グラフ(1)】救急出動搬送人員の推移
【グラフ(3)】重症度別搬送人員の比較(平成17年)
【グラフ(3)】重症度別搬送人員の比較(平成17年)
本当に救急車が必要?救急車の適正利用を!!
 119番通報で出動依頼を受けると、管内8消防署にある9台の救急車のうち、要請先から近くにいる救急車が出動します。しかし、「かすり傷」など安易な理由の出動要請も増えています。近くの救急車が出払っている場合には、遠いところから駆けつけることになり、本当に緊急性のある重症者を待たせてしまうことになりかねません。
 尊い生命を守るためにも救急車の適正な利用が必要です。明らかに軽症の場合は自家用車やタクシーの利用などを考えていただきたいものです。
所在地/西新地14−20(消防本部東)
診療科目/内科・小児科・耳鼻咽喉科
時  間/9:30〜16:00
※耳鼻咽喉科は日曜日のみ
※健康保険証、老人医療受給証、
  乳幼児医療証明書などをご持参ください

診療を行っている医療機関を24時間体制で紹介しています
「8分消防5分救急」充実した救命体制を目指しています
 緊急を要する症状の場合、手当てまでの時間が5分を超えると生存率が大きく低下します。また、火災では8分を超えると被害が拡大します。そのため、消防本部では「8分消防5分救急」を目指して体制の充実を図っています。
  昨年は救急車の要請から到着まで平均6分47秒で、遅延状況にあります。さらに救命率を高めるため、搬送中に救命処置が行える高規格救急車(現在9台中7台)の導入や救急救命士(同27人)の養成を進めています。

●この特集についてのお問い合わせは 消防本部消防救急課 TEL356-2006
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