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2006 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
おはなし会に行こう

おはなし会 おはなし会とは、絵本の読み聞かせを中心に、手遊びや、語りなどをする会のことです。楠プラザでは本に親しみ、子どもの聞く力や想像力を育て感性を高める機会として、毎月第二土曜日におはなし会を開催しています。
 おはなし会が始まると子どもたちは目を輝かせながら、話し手の周りに集まります。ボランティアさんのおはなしが、物語に魅力を加え、子どもたちだけではなく、聞く人みんなをおはなしの世界に引きずり込んで行きます。
 楠プラザでは、年間12回のうちの2回を「人権おはなし会」として開催しています。これは子ども同士や親子が、毎月のおはなし会と同じように気軽に参加する中で、人権について考え話し合うことで人権意識を高めてもらうためです。
 昨年度は、近年復刻版が出て話題になった絵本『ちびくろさんぼ』を、メニューのひとつに取り上げました。トラが木の周りをぐるぐる回って、バターになるというおはなしとして、多くの人が知っている絵本です。18年前に「ちび」「くろ」という表現などが、差別的であるという意見によって絶版になりましたが、決して差別を助長するものではないという意見もあります。そんな中で出版された復刻版は、好調な売れ行きを示しています。おはなし会では、これらの経緯を紹介した上で絵本を読んでいただき、黒人差別をはじめとする、いろんな差別について考えるよい機会になりました。
 今年は10月と11月に「人権おはなし会」を開催する予定です。ボランティアさんのムード満点のおはなしが、物語の楽しさとともに人権の大切さを気づかせてくれます。誰でも参加でき、誰もが感動できるおはなし会に、ぜひご参加ください。
問い合わせ先楠プラザ(TEL397-2277)
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