HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2006/6月上旬
2006 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「差別をしない私でいたい」

 「差別をなくしていく答えを見つけました。今回の私たちのように『集まり、話しあい、考え、行動する』
というものです。このような機会をもっと多くして、他の人の意見を自分の中に取り入れることで、人権課
題を解決していけると思いました」
 「人のうわさを、本当なのかうそなのか、はっきりわからないのに確認もせず信じている自分がいました。人権フォーラムに参加して、自分自身で確認することの大切さを実感しました」
 「本当のことを言うと、今まで部落差別を『他人事』と考えていたところがありました。他の人の意見を聞いているうちに、差別をしている人たちの中に自分もいるのではないか、『自分も関係あること』なんだと思いました」
 これらは、昨年12月に三泗地区の子どもたちを対象とした「子ども人権フォーラム21」に参加した子どもたちの感想です。この人権フォーラムには、小・中学校からの代表として、小学校の部に162人、中学校の部に85人の参加があり、小グループに分かれて、部落問題・障害者問題・いじめ問題・在日外国人問題などについて熱心な話し合いが行われました。
 友だちや家族・親戚など身近にいる人の体験から学んだことや自分自身が差別をしたこと、されたこと、差別の現場に出会っても何もできなかったことなどの体験を出し合いながら、人権問題について考えを深め合って新たな気づきの場となりました。
 人権について考えることは、人のためでもあり自分のためでもあるという子どもたちの気づきから、私た
ち大人も人を人として尊重する生き方を学びたいと思います。
 次代を担う四日市の宝である子どもたちが、人権について考え、生き生きと活躍できるような環境をつくっていくことは私たち大人の責務でもあります。子どもと大人がともに人権を大切にする感性を高め、みんなが幸せに暮らせる社会を一歩一歩着実につくっていきましょう。

担当:人権・同和教育課
問い合わせ先人権・同和教育課(TEL354-8371)
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