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2006 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「子どもの人権を守るために」

 この世に生を受けたすべての子どもたちは、愛され、幸せに生き、育つ権利を持っています。
 平成6(1994)年に日本で確認し定められた「児童の権利に関する条約」(「子どもの権利条約」)の中で「子どもの最善の利益を考慮する」とうたわれています。また、平成16(2004)年2月に改定された「児童虐待の防止に関する法律」の第1条では「児童虐待が児童の人権を著しく侵害するものである」ことも明記されています。
 しかし現実には、児童虐待や子育て困難などといった子どもの人権が守られていない実態やさまざまな問題が起きています。毎日の生活の中で、食事・入浴・睡眠など、基本的な生活習慣が身につけられない環境の中で育つ子どもたち、大人中心の生活に置き去りにされている子どもたち、しつけと称して体罰、無視、言葉の暴力など、安心して子ども時代を過ごせない子どもたちがいます。
 子どもに関わるすべての大人が子どもの気持ちを理解し、一人の人間として尊重し「子どもの権利」を侵害していないかを常に意識していくことが重要です。
 市では、子どもの安全確保をするために虐待防止ネットワーク会議や主任児童委員会、民生・児童委員会などと連携をとり、次代を担う子どもたちの人権侵害を未然に防止するために、子育て支援の充実に努めています。また一方では、地域の皆さんの隣近所のつながりをつくることで防止できることもあります。
 すべての子どもたちの幸せが守られるように、また健やかに育つように私たち大人一人ひとりができると ころから取り組んでいきましょう。

◎子どもや家族・家庭のことなど、どんなことでも下記にご相談ください。
  ・子どもの虐待防止ホットラインよっかいち TEL353-5110
  ・家庭児童相談室 TEL354-8276
  ・児童福祉課、TEL354-8172

担当:児童福祉課
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