HOME >> 多文化共生 2006/1月上旬
2003 YOKKAICHI
特集:多文化共生
世界の子どもたちが共に幸せに暮らすまちづくり
ボランティアによる外国人の子どもへの取り組み
日本語・生活文化サポート教室
国際共生サロン(放課後週3回)
 南米日系人が多く住む笹川団地にある国際共生サロンでは、ボランティアが外国人の子どもたちに、日本語や文化・習慣を伝える取り組みが行われています。
 子どもたちは工夫された教材を使って楽しみながら日本語を学習しています。さらに、年賀状や七五三など四季折々の身近な行事も、一緒に楽しく体験しながら日本への理解を深めています。
日本語を学んだり、催しの準備をする子どもたち(サポート教室)
日本語を学んだり、催しの準備をする子どもたち
(サポート教室)
SASAEDADE(ササエダーデ)教室
笹川東小学校(毎週土曜日)
 外国人の子どもに、ボランティアが中心となって学習や生活に必要な日本語を教えています。教室には多くの子どもたちが参加し、時には、地域のグループと一緒に日本文化に触れる催しも楽しんでいます。
行政による外国人の子どもへの取り組み
保育園・幼稚園での取り組み
 外国人園児が多い保育園・幼稚園では、外国語ができる指導員やスタッフを配置し、園児や保護者への支援を行っています。
小・中学校での取り組み
●日本語指導教室
 外国人の子どもの受入れ拠点校(中央小・中部中・笹川東小・西笹川中)で担当教員と外国語ができる指導員が、日本語学習と日本の学校へ適応するための取り組みをしています。
 拠点校以外でも適応のための取り組みを行っています。
高校進学情報の提供
●高校進学ガイダンス「学校へ行こう」
 外国人の小・中学生と保護者に母国とは異なる日本の高校進学制度の説明や高校の紹介を行い、進学準備に遅れが生じないように支援しています。
日本語を学んだり、催しの準備をする子どもたち(サポート教室)
高校の説明を受ける生徒と保護者
(高校進学ガイダンス)
連携して多文化共生に取り組む〈外国人集住都市会議〉
 外国人集住都市会議は、外国人市民が多く暮らす浜松市、豊田市、美濃加茂市など、全国17都市で構成されています。都市間で連携し、国へ法律や制度の改善を働きかけています。本年度と来年度は本市が座長を務めます。
増加する外国人市民
 本市の外国人市民は、50カ国9013人(平成17年11月末現在)で、市人口の2.9%を占め、この10年間で2倍に増加しています。
■国籍別外国人登録者数の推移(各年9月末現在)
国籍別外国人登録者数の推移(各年9月末現在)
支援が必要な子どもたち
 外国人市民の中には、言葉や文化・習慣が異なる日本の生活に不安を覚える子どもたちもいます。自分の意志で住まいや環境を選ぶことができない、こうした子どもたちには支援が欠かせません。
 未来を担う子どもたちが、幸せに暮らしていくため、地域、学校、幼稚園や保育園などで、日本語を中心に文化や習慣の習得などをサポートするさまざまな取り組みが行われています。
広がる多文化共生の輪
 さまざまな国の文化や習慣を学び合いながら、多文化共生社会を目指す取り組みが行われています。 
●ボランティアによる日本語教室
 市内7カ所で外国人市民のための日本語教室が開催されています。
●にほんごカフェ
 国際交流協会では、さまざまな国の人とボランティアが日本語で会話を楽しみながら、習得方法や教え方などの情報交換が行われています。
●日本語ボランティア養成講座
 市では日本語学習を支援するボランティアを始めたい人のための講座を行っています。次回の講座は「広報よっかいち」1月下旬号でご案内します。
さまざまな国の人でにぎわう、にほんごカフェ
さまざまな国の人でにぎわう、にほんごカフェ
あなたにもできますボランティア
■国際共生サロンで
城山有希さん(波木が丘町)
 半年前から参加しました。子どもから「今度はいつ来るの」などと頼りにされ、とてもやりがいを感じます。
■SASAEDADE教室で
曽根由香里さん(大宮町)
 募集を見て、ボランティア活動に参加しました。子どもが興味を持って学んでくれる姿を見るのは楽しいですよ。
城山有希さん(波木が丘町) 曽根由香里さん(大宮町)
城山有希さん(波木が丘町) 曽根由香里さん(大宮町)
ボランティア募集
外国人市民に日本語や文化・習慣に触れてもらう催しに参加するボランティアを募集しています

●この特集やボランティア募集についてのお問い合わせは 国際課 TEL54-8114
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