地方分権が進む中で、地域の特性を生かしたまちづくりが求められています。
市では、「都市計画権限の一部を市民へ委譲する仕組みづくりにより、地域ごとの小さな都市計画を実現する」ことを目標に、11月上旬号の特集で紹介した都市計画マスタープランの地域・地区別構想への取り組みとともに、実現に向けた制度整備を目指していきます。
【具体的な取り組み】
●地域・地区別構想に向けて、
市民のまちづくりへの取り組みを
支援
●まちづくり条例など、構想を実現
していくための仕組みづくり |
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都市計画マスタープランの全体構想では、都市と自然の調和の取れたまちを目標にしています。しかし、自然や農地の保全が期待される市街化調整区域にも、耕作されなくなった農地や開発をめぐり土地利用に混乱が生じているところもあります。
市では、「土地利用にかかる基準や手続きが明確な中で、市民がまちづくりに取り組む」ことを目標に検討を始めています。
【具体的な取り組み】
●都市計画審議会からの提言に合
わせた、市街化調整区域の土地
利用の方針づくり
●開発の手続きや許可基準を明確
にするための制度づくり |
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市内の既成市街地では、建物の建て替えの時期を迎えつつあるなか、建て替えに併せて狭い道路や木造建物の密集の改善などを進めていくための仕組みが必要となっています。
市では、「建物の更新と併せた、まちの更新により、既成市街地を再生し、暮らしやすい環境を実現する」ことを目標に取り組んでいきます。
【具体的な取り組み】
●地域・地区別構想を地域整備の
アクションプランとし、建て替えな
どと連係したまちづくりを誘導
●地区計画などのまちづくりのルー
ル化と連携した道路の段階的な
整備手法など、着実な基盤整備
の実現方策を検討 |