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「学びの一体化」とは、同じ地域の小中学校間での交流を密にして、小中学校が一貫した教育に取り組むことで、児童生徒が学校生活を一層充実して過ごせるようにしようというものです。小学校6年間、中学校3年間のいわゆる6・3制度の良さを維持しながら小学校・中学校の指導方法や内容などを一貫性のあるものにして、継続した学びの場で、児童生徒の成長を促します。 |
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近年の児童生徒を取り巻く環境の変化から、6・3制度が誕生した戦後初期には予想もできなかった多様な課題が出てきています。また、児童生徒に学習意欲の減退や学ぶ意義・価値の低下が見られたり、不登校も存在したりしています。
「学びの一体化」は、小学校と中学校の指導方法や指導内容の一貫性を高め、それぞれの学校の教育機能の向上を図って、子どもたち一人一人の「健やかな成長」と「確かな学力」をはぐくもうとするものです。 |
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【1】子どもの成長に応じた計画的・継続的な指導が
これまで以上に進められます
【2】生活上の課題に対し、長期的な視点からきめ細
かな指導ができます
【3】小中学校間や、異学年の交流の機会を増やして、
豊かな人間性や社会性の育成が図られます
【4】教職員間の交流で、指導方法や内容などの意識
変革を促進します
【5】小中学校の教職員がともに責任を持って9年間の
指導計画を準備・実施することができます |
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現在、平成15年度から富洲原中学校区、保々中学校区、橋北中学校区、西笹川中学校区の四モデル中学校区で試験的に導入しています。また、モデル中学校区以外でも、港中学校区、山手中学校区などが学びの一体化の視点から教育に取り組み始めています。これらの成果を踏まえながら平成18年度から市内すべての全中学校区で、「学びの一体化」をめざした取り組みを始める予定です。 |
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