HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2005/7月上旬
200 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
子どもも大人も感性豊かに生きるために

 四日市市は、今年3月に、「子どもの身近に本があり、人がいる風景をつくる」ことを目指した『四日市市子どもの読書活動推進計画』を策定しました。
 これには、推進計画の達成に向け、市内の各教育機関をはじめ市民が果たすべき役割が示されています。子どもに限らず、すべての市民の周りにいつも本があり、自由に読書活動を行うことができる生活が望まれています。
 読書は人の心を限りなく豊かにします。出会ったこともない人と会話し、その人の思いに触れることができます。訪れたこともない地に旅し、その地の自然の美しさに感動したり、そこで暮らす人たちの生活に思いをよせたりすることもできます。
 人権問題についても、すべての市民が差別されることなく尊重される、暮らしやすい社会にするために、一人ひとりが日常生活の中で、意識して人権感覚を育てていきたいものです。そのための学習を深める手段として、読書活動はたいへん重要です。 
 こうした読書活動を通して、子どもが人権に関する本などに、日常的に触れることができる環境をつくっていきたいものです。子どもが、人権感覚豊かな、そして本好きな大人に成長していくためにも。
 この読書活動推進の中心として、市立図書館が果たすべき役割と責任は極めて大きいと考えます。
 市立図書館では、「人権・同和関係図書コーナー」をはじめ、点字・録音資料室や児童室、市内92ヵ所を巡回する自動車文庫などに数多くの人権関係図書をそろえています。
 親子や子ども同士が、人権問題について考える際の参考図書として、ぜひご活用いただきたいと思っています。

担当:図書館
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