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早く気づくことが大事 「子どもの虐待」
世界では戦争やテロなどにより多くの子どもたちの命が奪われています。また、国内では虐待で子どもが命を落とす事件が連日のように報道されています。
このように、人権を踏みにじられるのはいつも弱い側、とりわけ子どもたちが犠牲になることが多くあります。
そのため、子どもの人権が十分に守られ、健康に生きることができるようにとの願いから、1989年に国連で採択されたのが「子どもの権利条約」で、日本は1994年に批准しています。
しかし、虐待の相談窓口である「子どもの虐待防止ホットラインよっかいち」には、「アパートの隣の部屋から毎日のようにしかり声と泣き声が聞こえてくるし、時々子どもが部屋の外に出されたままになっている」とか、「子どもが自分の言うことを聞かないと、イライラしてすぐに叩(たた)いてしまう」といった虐待の相談が寄せられています。
このような状況では、権利条約にうたわれている「児童はあらゆる暴力や虐待から保護される権利を持つ」が、十分に守られているとは言えません。権利が守られない環境のなかで、子どもたちはともすれば人間を信じられなくなったり、生きる希望が持てなくなったりして、その後の生活に重大な影響を与えることになります。
子どもの虐待をなくすためには、子どもたちにも大人と同じように人権があることを十分理解し、地域で子どもを守り、育てていくという意識を持つこと、そして、虐待に気づいたら、相談機関に早く連絡することが必要です。
○相談機関
子どもの虐待防止ホットラインよっかいち・・・・TEL53-5110
児童福祉課 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL54-8172
北勢児童相談所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL47-2030
担当:児童福祉課 |
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