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今年の1月から7月までの市内の交通事故での死亡者数は14人となっています。すでに昨年1年間の死亡者数と同数で、ここ数年減少傾向にあった流れが止まりそうです(グラフ(1))。 |
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[グラフ(1)]市内の交通事故死亡者数 |
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今年の事故死亡者全体の50%(7人)が高齢者で、7月ですでに昨年の4人を上回っており、これは市内の65歳以上の人口比18%と比べて2.8倍で、かなり高いものです。 |
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市内の高齢者の死亡事故の傾向は、7人のうち「歩行中」が1人、「自転車乗車中」が5人、「自動車運転中」が1人です。15年中の全国の高齢者の事故は、「歩行中」48%、「自転車乗車中」20%、「自動車運転中」23%で、これに対し四日市市では「自転車乗車中」が多いのが特徴です。また、「自動車運転中」の増加は全国的傾向となっています。 |
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市内の高齢者の交通事故は6月末で227件発生しています。主な原因は「安全不確認」、「動静不注視(見えている相手の『動き』をよく見ていないこと)」、「一時不停止」などです。死亡事故をみてみますと、「信号無視」、「追突」が目立ちます。 |
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幅の広い道、車の性能向上など交通事情の変化による昔の感覚との違いに対応できないことや、道の横断時などに「まだ間に合うと思う意識」と「身体機能の衰え」とのギャップが事故につながることが考えられます。道路横断中の事故では、子どもが「飛び出し」が多いのに対し、高齢者は「横断完了寸前」が多いのがそれを示しています。 |
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