HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2004/8月上旬
2003 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
「国や地域が違っても、共に幸せに暮らせるまちを」

 いま四日市市には、ブラジルや韓国・朝鮮を中心とした外国籍の人が約8000人住んでおり、38人に1人は外国籍市民です。このように外国籍市民が増加した主な理由には、平成2年の「出入国管理及び難民認定法(入管法)」の改正で日系二世・三世とその家族の滞在が認められ、長期に滞在する人が増えたことがあげられます。
 日本で育った人も、他の国や地域で育った人も、それぞれ大切な文化や習慣を持っています。しかし、私たちはお互いの違いに気付き、相手を十分に尊重し合っていると言えるでしょうか。
 人が常識・非常識と考えることは、育った文化や習慣で異なります。日本では常識と思うことが、ある国では非常識であったりします。また、その逆の場合もあります。自分だけの常識にとらわれるのではなく、相手の育った環境や背景を尊重する気持ちが大切です。
 最近では、海外のテレビ番組やインターネットなどを通じて容易に異文化に接することができます。さらに多様な文化を理解するために、市内在住の外国人から母国について話を聞く講座や各国料理教室なども開催されています。 また、日本語が不自由な外国籍市民への日本語教室や、互いに文化や習慣を学びあえるボランティアによる講座があります。そして、これらの活動にはさまざまな国籍の人がボランティアとして活躍しています。
 異なる文化や習慣を持った人たちと同じまちで暮らしていくことについて、周りの人と共に考えてみませんか。そして、さまざまな国や地域の人が共に幸せに暮らせるまち・四日市を創り出していくために、できることから始めてみましょう。

担当:国際課
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