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市内には鉄道やバスなどの公共交通が運行されています。中でもバスは市内を網の目のように走り、目的地まで移動できる便利な交通手段です。市内のバスには民間のバス路線以外にもいくつかの種類があります。みなさんの地区にはどんなバスが走っていますか? |
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市内の路線バスの利用者は平成4年度の約1091万人から平成13年度の704万人と35%も減少しました(グラフ(1))。そのひとつの要因がマイカーの普及です。市内の自動車保有台数が同じ期間に23%も増加しており、私たちの移動手段は大きく変化しています。公共交通は利用者によって支えられていますが、年々利用者が減少するなかで大きな転換期を迎えています。しかし、バスは車を運転しない人や学生、高齢者にとって大切な交通手段です。将来もバスを残すために私たちは何をするべきでしょうか。 |
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バス路線が廃止されたり公共交通が不便な地域で、移動手段を守るために、市が経費を負担して運行を行っている路線があります。しかし利用者は少なく、運賃収入は経費の約3割しかありません。この先利用者が増えないと運行経路の見直しや廃止を検討しなくてはなりません。 |
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![[市の自主運行バス]](img/sp_02/01_cap02_sub02.gif) |
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(1)山城富洲原線/三岐山城駅〜北山〜西大
鐘〜伊坂台〜北永台〜あさけプラザ〜近鉄
富田駅〜天カ須賀ニ丁目(1日5往復)
(2)神前高角線/近鉄四日市駅〜市立病院口
〜中尾平〜神前地区市民センター〜神前大
日山〜近鉄高角駅(1日8往復)
(3)磯津高花平線/磯津〜近鉄塩浜駅〜JR南
四日市駅〜県立総合医療センター〜笹川九
丁目〜高花平(1日13往復) |
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羽津地区では地域住民が一体となってバスを運営しています。これはバス路線が廃止されたため、地域の交通手段を守るために住民自らが企画・実践し、さらに地元企業の協力を得て運営しているもので、全国でも珍しい公共交通の形です。
皆さんがお住まいの地域でも、羽津地区のように自分たちが必要とする地域にあった交通手段について積極的に考えてみませんか。 |
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移動手段にバスを利用することによって便利に移動できるだけでなく、交通渋滞を減らし、自動車の排出ガス量を減少させて、私たちの自然環境を守ることができます。バス 利用は小さい子どもからお年寄りまで誰もが参加できる環境への取り組みです。
また、バス路線が廃止されてから慌てて考えるのではなく、今後もバスを利用した生活を存続させるために、私たち一人ひとりができることから始めましょう。 |
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