HOME >> 人権・同和教育シリーズ 2004/4月上旬
2003 YOKKAICHI
人権・同和教育シリーズ
農業における男女共同参画の実現を目指して

 市内には米や茶、牛乳や肉牛・豚といった農畜産物をつくっている農家のほかに、トマト、イチゴなどのハウス栽培に取り組んでいる農家や生産物を直売することで消費者との交流を図っている農家も見られます。
 そして、そのような農家の多くが家族を中心とした人々で経営を行っています。
 しかし、農業経営における男女の役割については、固定的な性別による役割分担意識がまだまだ残っていて、経営方針の決定などは慣習的に男性が中心になって行われる場合が多く見られます。
 また、女性も農産物の生産や販売などにおいて重要な役割を果たしているにもかかわらず、その労働力は適正な評価を受けているとは言えません。さらに、農作業と家事との区別が付けにくく、休日なども明確になっていないのが現状です。
 市としては、このような現状を見直して女性の経営方針決定への参画を促すために、パソコン簿記研修などを開催し、専門知識を習得するための活動支援を行っています。
 そのほか、農家の中には、家族相互で経営方針、役割分担、収益配分、就労条件のルールをつくるなど、協力して農業経営を行い、性別にかかわらず評価を適正に行っているところもあります。その結果、経営に参画する女性も徐々にではありますが増えてきています。
 このように、本市では魅力ある農業を目指して、男女がともに性別にかかわらずお互いをかけがえのないパートナーとして尊重し、能力を十分出し合える環境づくりを進めています。

担当:農水振興課
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