HOME >> 多文化共生社会を目指して 2003/10月上旬
2003 YOKKAICHI
前のページへ
特集:多文化共生社会を目指して
暮らしやすい社会をつくろう
 市では、定住化傾向にあるブラジル人などとの共生を進めるため、一人ひとりの個性を重視し、互いの文化や慣習などの違いを認め合うための人権教育や国際理解教育の充実に努めています。また、さまざまな共生施策の推進や国への諸制度の改善の働きかけなど、外国人にも暮らしやすい社会づくりを進めています。
ポルトガル語での窓口対応
 今年度から、協会に「共生推進員」を配置し、各部署での窓口通訳や電話対応、案内通知書の翻訳などのサービスの提供を進めています。また、四郷地区市民センターにも「生活相談員」を配置し、窓口での対応やさまざまな生活の相談を受けています。
外国人集住都市会議
 外国人の多く住む全国15都市で構成される会議に参加し、外国人も安心して生活できるよう医療保険や教育に関する法律・制度の充実や見直しを国に働きかけています。
小・中学生に日本語教室
[ササエダーデ教室(※(1))]
 笹川東小学校では、毎週土曜日に西笹川中学校区のブラジル人の小・中学生約40人を対象に、市の適応指導員(※(2))や小・中学校教職員がボランティアで日本語の指導や文化活動を行っています。
※(1)笹川・支える・〜ダーデ(ポルトガル語で名詞の語尾に付ける接尾語)を合わせて新しく作った教室名
※(2)市が委託し、外国の子どもが学校生活になじめるようにさまざまな手助けをする職員
ササエダーデ教室
意見交換会など開催
 四郷地区では「住みやすい笹川団地にしよう」と自治会関係者などとブラジル人住民との意見交換会、ブラジル人を対象としたごみ分別や交通ルールなどの日本の生活習慣の説明会を開催しています。
共生のパイプ役
両国の人からの信頼にやりがい
[共生推進員]馬庭誠二さん(ブラジル)
馬庭誠二さん(ブラジル) 市役所での通訳や文書の翻訳などをするほか、市や協会が開催する外国人対象イベントの企画なども手伝っています。また、笹川西小学校で適応指導員もしています。地域の催しに外国人としてのアイデアを求められることもあり、両国の人から頼りにされ、やりがいを感じています。
日本社会の理解をお手伝い
[生活相談員]佐藤・メリー・弥生さん(ブラジル)
佐藤・メリー・弥生さん(ブラジル) 四郷地区市民センターにおいて、ポルトガル語での生活相談を受けています。内容は医療・福祉、住宅、教育、仕事、税金などから日本の生活習慣やマナーまでさまざまです。多い日は10数件の相談があります。言葉や習慣の壁をなくし、共生していく手助けをしたいと思います。
みんなが打ち解け合う地域社会   笹川まつり
 笹川商店街では、今年、日本人とブラジル人が一緒になって作り上げた夏祭りを開催しました。ブラジル人の模擬店や武術とダンス音楽をミックスした「カポエイラ」や「サンバ」が披露されるなど、国際色豊かに交流を深めました。

●この特集についてのお問い合わせは 国際課 54-8114
前のページへ
Copyright(C) 2003 Yokkaichi City All rights reserved.