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水道法では鉛の水質基準は、1リットル当たり0.05ミリグラム以下に定められています。これは一生涯飲み続けても人の健康に影響を生じない水準とされてきました。しかし鉛は体内に蓄積されることから、より長期的な安全性に配慮して、今年4月から1リットル当たり0.01ミリグラム以下に基準が強化されます。
鉛給水管は一般的には下図のように、道路下にある水道本管から各家庭へ引き込まれている給水管のうち、水道メータのあたりまでに使われています。旅行などで長期間水道を使用しないと、この鉛管の中に水道水が長く停滞しているため鉛濃度が高くなることがあります。従って、長い間水道を使わなかったときや朝一番に水を使用するときは、念のためバケツ1杯(10リットル)程度、最初の水を飲用以外に使用することをお勧めします。 |
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現在、鉛給水管が使われている家庭は、市内に約19000戸(道路部分に埋設されているもの)あります。水道局では、これまで老朽化した水道本管の取り替えや漏水の修理、道路工事などに併せてポリエチレン管への敷設替えを行ってきましたが、より早く鉛給水管の取り替えをするため、来年度以降は計画的に敷設替え事業に取り組みますので、市民の皆さんの協力をお願いします。
また、水道水を弱アルカリ性にすると鉛溶出が低減されるなど水質の改善ができるため、水道水のpH調整(弱アルカリ化)を進めています。すでに、市内5カ所の水源のうち4カ所は実施済みで、残りの一カ所も来年度に実施する予定です。 |
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●この特集のお問い合わせは、水道局給水課(TEL54−8363)へ |
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