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バスの自主運行で地域に活力を〜生活バス四日市運営協議会〜
 今回は、路線バスの廃止を受け、地域の交通手段を守ろうと、地域住民と企業とが協働してバス存続に取り組む試みを始めた「生活バス四日市運営協議会」をご紹介します。代表の西脇さん、森川さんにお話を伺いました。
生活バスよっかいち活動を始めたきっかけは何ですか。
  今年5月末で三重交通バス路線の「垂坂線(近鉄四日市駅前〜垂坂公園)」が廃止になりました。廃止前には、存続要請も行われましたが、利用者が少ないため、存続はかないませんでした。
 そこで、鈴鹿市のスーパーマーケットがお買い物バスを運行していることを参考に、地域住民と企業とが協働してバス存続に取り組むことになりました。その結果、「生活バスよっかいち」として、11月1日から運行を開始することができました。
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「生活バスよっかいち」の概要を教えてください  運行主体は「生活バス四日市運営協議会」で、運行事業者は三重交通です。運行は月曜日から金曜日までの週5日間、午前8時台から午後6時台まで、1日5.5往復です。運行経路は、近鉄霞ヶ浦駅から羽津地区内の19の停留所を経由して大矢知地区のスーパーマーケットまでの間です。運賃は試験運行期間中は無料です。 
運行経費はどうしているのですか。
 運行経費をやりくりするため、地域の企業に協賛金をお願いしたところ、地域貢献というお考えでご協力をいただいています。
利用者の反応はいかがですか。
 利用者には高齢者が多いのですが、バス路線が廃止になってからは、買い物や病院に行くときには、家族に頼んだり、遠くまで歩いていかなければならなかったのが、自分一人で行けるので、便利になったと喜ばれています。
今後の抱負は何ですか。
バスを走らせることが目的ではなく、バスを利用していただくことが大切です。PRや利用促進には、羽津地区連合自治会や地域企業からもご協力をいただいていますが、今後いかに利用者のすそ野を広げていくかが課題です。そこで、「バス応援券」としての定期券を作り、その購入の働き掛けや、路線の延長、運行時間の拡大に取り組んでいきます。
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