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人権・同和教育シリーズ
すべての差別解消のためにー同和教育の成果を柱にー
 1965年に出された内閣・同和対策審議会答申をもとに、同和問題を解決するため、一連の特別対策措置法が施行されてきましたが、昨年度末で終了しました。今年度からは、一般対策の中で同和問題をはじめとするあらゆる差別を解決するための事業を行っています。
 30年以上続けられてきた同和問題を解決するための特別対策事業は一定の成果を上げました。しかし、残念なことに差別落書きや結婚差別、えせ同和行為などにみられるようにいまだに同和問題は解決に至っていません。特にわたしたちの心の中にある差別意識を解消するためには、まだまだ多くの課題を残しています。
 あらゆる差別をなくすことを目指した同和教育については、今まで学校教育や社会教育の場において多くの取り組みを行ってきました。
 また、さまざまな機会を通して講演会や研修会などを実施し、人権問題を解決するための取り組みも行われています。しかし、最も重要なことはわたしたち一人ひとりが差別の問題に対してどのように向き合い、取り組んでいるのかということです。
 同和教育においては「差別の現実に深く学ぶ」ということを大切にしています。わたしたちは差別の現実に目を向け、自分自身が何をするべきなのかを考え、差別解消のために行動しなければなりません。つまり、すべての人の人権を尊重することは、わたしたちに課せられた使命なのです。住み良いまち「四日市」を実現するのは、ほかの誰でもなくわたしたち一人ひとりなのです。
(今回は、人権・同和教育課が担当しました。)
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