HOME >> 互いの理解で、進めよう外国の人との共生社会 2002/8月上旬
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 市内に住む外国の人が多くなっています。日本人にも外国の人にも住み良いまちをつくるためには、互いの生活習慣や文化を理解し合うことで共生社会を実現することが大切です。市内では、共生に向けたさまざまな交流や支援が市民レベルで繰り広げられているほか、他都市と協調して社会保障や教育などの課題の解決に向けた取り組みが行われています。
 市内の外国人登録者数は、10年前の約4000人から現在では約7000人へと大きく増え、市の人口の2.4%を占めています。特に平成2年の出入国管理及び難民認定法(入管法)改正で日系2世・3世とその家族の滞在が認められるようになり、従来の短期単身滞在から長期家族滞在に変わってからの増加が大きく(グラフ(1))、国別の登録者数ではブラジル出身者が最も多くなっています(グラフ(2))。
 市では(財)四日市国際交流協会と協力し、さまざまな交流事業を行っています。また、毎月第1日曜日には出入国・在留手続き相談を、第4日曜日には外国人生活相談を行い、共生を支援しています。
防災訓練を通しての交流
今年3月に、(財)四日市国際交流協会が市内在住のブラジル人を対象に、暮らしの情報やルールを知ってもらおうと開催。災害から身を守る方法やごみ出しルールなどを学んだほか、意見交換では「地域のお知らせや案内板などが理解できない」といった言葉の問題や教育などの悩みも出されました。市ではごみ収集の案内をポルトガル語、スペイン語、中国語、英語の四カ国語で作成し、地区市民センターなどで配布しています。また同協会ではポルトガル語とスペイン語の「外国人診療用語ガイド」を作成、全病院に配布し、外国人患者に備えています。
【グラフ(1)】
外国人登録者数および人口に占める割合
【グラフ(2)】
外国人登録者の国籍別構成比
今年6月、同協会で日本人とブラジル人の相互理解を深めるために開催。意見交換会やブラジル音楽の演奏、サンバに合わせたダンスなどで親睦を深めました。
市では同協会の協力を得て、今年3月、外国の人が日本語を理解するのを支援する日本語ボランティアの養成講座を開催。定員の60人を大幅に超える市民のみなさんの応募がありました。今後も継続して開く予定です。
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