高煙突化


 黒川調査団(昭和38年の国からの現地調査の団長の名前からこう呼ばれている)の勧告によって、四日市コンビナートでは高煙突化がすすんだ。

 これで排出される亜硫酸ガスは遠くに拡散するようになり、磯津地区の濃度は低下したが、汚染地区は広がることになった

 

 四日市以外の工業地帯でも大気汚染の防止策として、まず高煙突化がすすめられた。

 千葉県市原の東京電力姉崎火力発電所で200メートル、横浜の電源開発磯子火力発電所では140メートル、関西電力の堺港発電所は180メートルと、全国各地に高煙突が出現した。

 しかし、四日市と同様に高煙突化による弊害が現れ、根本的な解決策として重油の低硫黄化と排煙脱硫装置が硫黄酸化物低減対策として期待されるようになり、四日市での技術開発に注目が集まった。

 

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