1)随伴疾患(手術を行なう病気以外の持病のこと)がなく、且つ、定型的な手術(普通の手術ということ)のとき。
A)疾患別では:
・原発性肺癌の場合は、区域切除ないし肺葉切除+リンパ節郭清が定型的手術で、手術後5日目に退院です。月曜と金曜が手術日なので木曜入院、金曜手術、翌週水曜退院の7日入院か、前週金曜入院、月曜手術、土曜退院の9日入院のいずれかになります。土日曜入院ができないので、月曜手術の方が、2日間入院が長くなります。自然気胸の場合は、胸腔鏡下気腫性肺のう胞切除術が定型的手術で、手術の翌日か翌々日に退院です。ただし、金曜手術の場合は翌月曜日に退院です。当科を受診するときには、多くの患者さんは、持続的胸腔ドレナージ(内科的処置)を行いながら呼吸器内科に入院しています。手術日は、当科、手術室と麻酔科で相談し、一番早くできる曜日に行ないます。手術後は、手術の時に胸腔内に入れたドレーン(排気管)が抜けた日か、抜けた翌日退院になります。したがって、ふつうは手術の翌日か翌々日に退院します。金曜手術の場合は翌月曜日にドレーンを抜去して退院です。
B)手術術式別では:
・区域切除や肺葉切除は、5日目に退院です。
・片肺全摘は、手術後5−7日目に退院です。
・胸腔鏡下肺部分切除、胸腔鏡下良性縦隔・胸壁腫瘍、胸腔鏡下巨大気腫性肺のう胞切除縫縮術は、手術後3日目に退院です。
入院は、手術の前日です。ただし土日曜入院ができないので、月曜手術の方は金曜入院になり、2日間入院が長くなります。
2)随伴疾患(手術を行なう病気以外の持病のこと)があるとき。
糖尿病、心臓病、慢性肺疾患、腎臓病など、手術後は持病が悪化したり、一時的にコントロール不良になる危険があります。
持病が安定するか悪化の危険がなくなれば退院です。
持病のコントロールのために、早めに入院になることもあります。
3)定型的手術でないとき。
一般的には定型的手術よりも入院が長くなります。手術前に説明します。
4)そのほか、入院期間が長くなるとき。
手術後に手術による合併症(表5を参照してください)が発生した場合。一人暮らしの方。本来の入院予定日が休日のとき。などです。
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